2008年2月2日土曜日

やはり、テロが、

 残念ながら、午後の報道で帰国したばかりのスリランカでテロが発生したことを知った。
 日本の報道だと詳しい場所が分からない。大枠で、いつも「コロンボ」とだけ言う。だから、何人かのHBSのメンバーが巻き込まれていないか、とても不安になる。すぐにシャンタさんに連絡。一度目は出ない。何かあったのだろうか。二度目、三度目、ようやく繋がった。
 今日は、茨城県の鹿島まで特別御講があって出掛けていた。片道2時間の道中。帰りの車の中からシャンタさんに電話をして、状況を聞いた。やはり、爆弾テロが発生したのはコロンボではなく、コロンボから200キロ近く離れたダムブラという街であるとのこと。残念ながら20名の方が死亡し、50名近くの方が負傷したようだが、その中にHBSのメンバーはいなかった。
 バスは中部の観光都市であるキャンディから、何度もここで紹介しているアヌラダープラへ向かっていたとのこと。警察当局によると爆弾は車内に仕掛けられていたと見られる。こうしたバスはスリランカの幹線道路にごく普通に走っている。実は、最も運転が荒いのが公共バスの運転手さんたちだ。マフラーを改造しているらしく、後ろから近づいてきたら分かる。バババババ、というものすごい音がする。
 この爆弾テロも、反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)による可能性が強いだろう。スリランカは2月4日が独立記念日である。昨年は、旧国会議事堂からパレードの練習を見ていた。そして今年は独立60周年である。当局は厳重な警備をしているが、テロが起きる可能性は十分にあった。
 AFPの報道記事には恐ろしい写真が何点か掲載されていた。あの、平和な、この前までご奉公させていただいた国で、これほど恐ろしいことが起きているなんて。勇気のある人は見てもらいたい。
 また、すぐに戻って、スリランカのご信者さんと共に、平和のためのご奉公をさせていただきたくなる。

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