お師匠さまの教えの下で、今年も稲刈りをさせていただきましたー。師匠は御歳86才。お元気でよかったー。今日もお手本を見せてくださり、しかも汗を流しながら重雄さんと「はざかけ」をしておられましたー。
はざかけは刈り取った稲を天日干しにすることで、日本の秋の風物詩ですよね。乾燥機が普及してから一時はあまり見かけなくなったそうですが、最近は見直されているようです。やはり、陽光を浴び、自然の風によって適度に乾かされたお米は違います。東北地方では「棒かけ」ですねー。
師匠から、たくさんのことを教えてもらいます。黄金に輝く稲穂を見ると、長らく日本人が貨幣よりもお米の収穫量を基準に経済を回していたのも理解できます。国や土地の価値も、面積ではなく石高で表記されいたのですから。
同時に、戦前の農家の暮らしがどれほど大変なものだったか、小作人が地主へ支払う年貢米、それを荷車に乗せて運ぶ光景が浮かびました。
農業を、師匠の人生に学び、歴史に学び、自然に学び、身体で学びます。そして、もうすぐご弘通の大きな動きとして形作りたいと思っています。
黄金の稲穂の中で、汗だくになりながら夢がまた一歩前に進みました。
2013年9月13日金曜日
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