2014年1月21日火曜日

吉野家さんとマクドナルドくん

今日は大切な会議があります。この日のために勉強を重ねてきましたが、まとまりませんでした。

昭和50年代から現在まで、簡単ではない。はっきり見える。くっきり見えます。見えないの、不思議。

すべては、宇宙に記憶されています。僕らが知らなくても、目を背けても、結果は、必ず目の前に現れてくる。報いは、受けなければなりません。

泣きながらでも、まっすぐに生きるしかない。変化球ばかり狙って生きてきた人は、かなしい末路しかありません。少なくとも、情を立てて筋を曲げ、ほめられて、おだてられて、おどされて、だからそうするしかなかったのだと言っても、通らない。それで負けたらおしまいよ、という話。

あまり体に良くないと分かっていても、子どもの頃を思い出したり、時間がなかったりして、吉野家の牛丼を食べに行ったり、マクドナルドを食べたりします。

この前、本当に久しぶりに、長男と二人で、妙深寺から歩いて7〜8分くらいのところにある、吉野家に行きました。

「久しぶりだなー。学生時代はお金がないからいっつも食べてたんだよー。海に行く前に吉野家の牛丼を食べて、帰り道でも吉野家の牛丼を食べたこともあったくらい(笑)。美味しかったなー。」

そんなことを話しながら、息子と並を頼んで、食べました。

口が肥えたとか、そういうことではなくて、すっごく味が変わっていて、お肉が変わっていて、すべてが変わっていて、本当に残念でした。

いつも食べていたら気づかないかもしれないのですが、ちょっと久しぶりだったので、悲しいくらい感じました。

お肉が奇妙に柔らか過ぎて、怖いくらい。紅ショウガとか、七味とか、学生の頃にいつも食べていたやり方で食べたのですが、こんなに変わってしまったのかと、本当に残念でした。

相模原の御導師にご挨拶させていただく前に、やはり母と子どもたちと近所のマクドナルドに入りました。

変わらないサービス、変わらない味。これも久しぶりでした。子どもたちはどうしても大好きだし。

小学生の頃に戸塚のお祖母ちゃんに横浜駅の三越の一階にあったマクドナルドに連れて行ってもらったり、京都では藤井大丸の一階にあったマクドナルドにちー姉さんに連れて行ってもらったり、いろいろな噂を聞いても、いい思い出もあって。

相模原のマクドナルドに入って、注文しようとしたのだけど、ドライブスルーと、宅配サービスのスタッフでカウンターの中がバタバタしていて、お姉さんも全く笑顔もない。

「スマイル0円」というコピーも、名前だけになったと感じたんです。店内も、なんか夢がなくて、温かくなくて。しかも、これも時代だと思いますが、圧倒的にお年を召した方々や、疲れた感じの方々がいっぱいで、かといって、その方々を元気にする空気もなくて、ドヨーンとしてる。

私、何を書こうかと思っているかというと、やっぱり、トップは、現場主義で行かなければならないと思うんです。

王将の社長さんが亡くなってしまいました。殺害されてしまった。どんな理由があったのか分かりません。プロらしい手口だから、もう分かりませんね。本当に、残念でなりません。

現場から這い上がって、社長にまでなられたトップ。王将の味、雰囲気、王将らしさ。ブレることなく、このデフレ化で、勝負に勝負を続けて、やっぱり美味しい。変わらない。いや、変わっているとしても、徹底的に現場を見ていることを、感じていました。ここが大事だと思うんです。

数字だけでは分からない。方針や戦略やマーケティングのデータだけでは見えてこない、現場の、現場で生まれる、現場にある、真実。ここを徹底的に意識して、強い問題意識、強い指導力を発揮することが、大切だと感じます。

大手のチェーン店ともなれば、チヤホヤされるのは海外の大学を出て、マネジメントの資格を持っているCEO、経営に関する本を出したり、チヤホヤされることもあると思うのですが、現場で何が起きているか知らなければ、何もなりません。

僕は、吉野家さんと、マクドナルドさんで、かなしいなーと思いました。大丈夫かなーと思いました。

そして、自分を省みて、改めるべきところを改めたいと思います。

方針なんかじゃ、ご弘通は出来ません。運動でも、無理なんです。戦略、戦術、その前に、現場の息吹を感じて、現場に飛び込んで、そこで一緒に汗をかき、その積み重ねの上で、ご弘通の進展があるんです。

格好だけのリーダーなんて、そういうのが通用する時代じゃないです。中身がないと。実力もないと。苦労していないと。

大学出、いいとこ出、関係ないです。そこに立脚していると、必ずダメになります。

どんなに大きなチェーンも、リーダーが勘違いするとダメになります。何年もかけて築き上げたブランドも、味も、サービスも、ダメになり、お客さんは離れていくんです。

強い、強い、危機感を持ち、変なところで「随自意」を持ち出さず、謙虚に、ご信者さんこそ真実を持っていると思って、慢心せず、方針や運動に酔わず、現場主義でやることです。

短期で儲けようと思う株主さんがそうさせるのか分かりませんが、株主受けするトップではなく、青春時代の味を守り、本当の意味で、厳しいデフレ(このことについては別の機会に触れたい。デフレ脱却などと言ってるが騙されてはならない)の時代にも負けず、勝ち残ってもらいたい。その秘訣、方策は、会議の席上や、テーブルの上ではなく、現場の中にあると思う。

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