生きること、老いること、病むこと、死ぬこと。
まず、人間であれば、絶対に向き合わなければならない、四つの苦しみって。
生老病死。
娑婆の習い。
そうも言う。
絶対に受けなければならない授業。
避けて通りたい。でも、そうはいかない。
いろいろな人が生きていて、いろいろな人が死んでゆく。
生き方、死に方、いろいろある。
その人を身近に感じれば感じるほど、その人が向き合った、生というもの、死というものを、自分に重ねて、考える。
忘れるから。
生も、老いも、病も、死も。
教えてもらっても、忘れるから。
常に考えていたら、下ばかり見てしまいそうだから、それも仕方ないだろう。
だから、大切な人の死に直面したら、しっかり感じた方がいいと思う。
自分の命、生き方、家族、友人、死に方、死後、いろいろなこと。
「先(まず)、臨終の事を習うて、後に他事を習うべし」
日蓮聖人は、そうお諭しになられてる。
まず、死に方を考えないと、生き方を語れない。
自分の臨終記事を書かせる授業もあるようだけど、そういうことなのかもしれない。
去年から、影響力の大きな人たちが、若くして、亡くなってしまった。
若くして。
惜しまれて。
人生は、つくづく、長さじゃないと思う。
長生きしてもらいたい。
長生きはすべきだ。
健康に配慮すべき。
養生すべき。
不養生は謗法。
でも、長生きがすべてじゃない。
繊細さ故に、不正や、不義を、許せないが故に、削る生もある。
「アホの長生き、娑婆ふさげ」
これも真実に違いない。
どちらも、大切にして、律する。
真理は、いつだって三重の扉の奥にある。
生き方、死に方。
今日、たくさん考えました。
じんさん、ありがとうございました。南無妙法蓮華経。
2014年1月8日水曜日
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