2014年1月17日金曜日

福島の八重ちゃん

インフルエンザが流行しています。残念ながら罹患してしまったら、隔離して休むしかないインフルエンザ。いま戦線離脱するわけにはいかないから、とにかく気をつけないと。みなさんも、お気をつけくださいー。

昨日、長松寺のお総講に、福島県のいわき市から八重ちゃんがお参詣してくれていました。八重ちゃんのお寺は福島第一原子力発電所から最も近い妙運寺。秋山ご住職のお寺です。

先週、クロダイについて書きましたが、あのいわき市。東日本大震災の直後、ほんの数日後、外資系の会社に勤めていた八重ちゃんは、会社が用意してくれたバスでいわき市の自宅を離れ、東京まで避難しました。その時、お母さんと妙深寺に来てくださった。あれが最初の出会いでした。

1ヶ月くらいして、八重ちゃんはいわき市に戻りました。そして、僕は支援物資を持って、八重ちゃんの家と、当時息子さんが福島第一原発に入っておられた能勢さんのお宅まで、1人で伺ったんです。

「キャベツ持ってくー!?」

帰り際に、八重ちゃんが言った言葉。何となく白い灰のかかったキャベツ。持って帰れない(涙)。後で現信師に怒られました(笑)。ご信者さんのご供養を断るとは何事だー!って(笑)。

今でも、八重ちゃんと会うと、あの時のことを思い出します。昨夜も、少し「キャベツ」って言って笑いました。

八重ちゃんは、夜行バスに乗って京都までお参詣し、本山、ミュージアム、お数珠の中郷さん、そして長松寺へとお参りくださいました。お総講にお参詣して、そのまま夜行バスでいわき市まで帰って。本当に、有難いです。そんな、強行スケジュール、そんな、お参詣、本当に、有難いです。

今日は、阪神淡路大震災から19年目。本当に、いろいろなことが、あります。あれほどの、悲しみの中から、それでも生まれた、様々な縁、人と人との絆。それが、頼りです。

さて、もうすぐ、お席に到着します。

今日も、無事に教区御講が勤められそうです。有難いです。

0 件のコメント:

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...