2014年1月14日火曜日

お・も・て・な・し

政治は、あるべき方向を指し示すべき。

心の中も世の中も、51対49のようなことが多い。

100対0のようなことはない。

原発は、いらない。そもそも、このエネルギーに頼るべきではなかった。

清志郎さんの歌を聴き流していた自分が恥ずかしい。

ドンドン増えていく原発を反対もせずに見ていた自分が恥ずかしい。

東京都知事選挙で、細川元首相が出馬し、小泉元首相が応援するとのこと。

僕は素晴らしいと思います。

嘘ばかりだったから。

一体、東日本大震災は、何の分岐点だったのかさえ、全く分からなくてなっていたから。

人類の分岐点になるという希望は、絶望に変わりつつありました。

笑止千万なことばっかり。

そんな論調、ばっかり。

原発の賛否を、地方の首長を決める都知事選に持ち込むべきではないという論。

でも、その大きな争点の一つになっている東京五輪を持ってくるための大前提は「福島のF1は完全にコントロール下にある」というプレゼンでした。

いま、いわき市の磯づきの魚たちから生物濃縮を証明する放射線の数値が出て、福島のF1も大震災後最高の放射線量を記録しているんです。

もはや、前提が崩れているのに、まぁ、いろいろな言い方があるものです。

僕は、この機会に、原発をどうするかということを争点にしてくれる政治家を信じたいし、応援したい。

今日の御講で、見えない場所、トイレの中にご用意くださっていたタオル。

私が入らせていただくことがなければ、そのままになるタオルです。でも、こんなに丁寧に整えてくださっていて、感激でした。

今年、妙深寺はたくさんの大改良を行いました。御講席での徹底した簡素化。うっかりすると功徳を積めないような、そんな改良です。

でも、こうして、本当に、見えないところで、「志」を立ててくださっていること、有難くて仕方ありませんでした。これが御講ですよね。ご奉公ですよね。功徳ですよね。

タオルを用意するとか、それをしておけばいいとか、そういうことではないんですよね。

プレゼンの、戦略の一つとして使われる「お・も・て・な・し」ではなくて、本当の、本物の、お給仕の姿が、ここにあります。

「お・も・て・な・し」は、相手を思いやる心です。徹頭徹尾、利害ではない。

最初にプラスを取ればマイナス、マイナスを取ればプラス。

最初からプラスを取ろうとするから無理が出る。嘘になるんです。

辛くても、相手を思いやって、負を取る、マイナスを厭わずに、「おもてなし」をしていると、いつか返ってくる。

そういう「お・も・て・な・し」を、この国のあらゆるところで、考えてみたいものです。

ご信心の中には、こうして発見することが出来ます。

本当に、ありがとうございます。

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