2015年10月14日水曜日

『悲しくてやりきれない』

大変なご恩を感じている白井貴子さんにお声をかけていただいて、素晴らしい会に参加させていただきました。

加藤和彦さんの「想い出」の会。

白井貴子さんと、陸前高田でお会いしていなければ、先日のBS11チャンネル&KBS京都の番組もなく、次回のテレビ朝日の番組もなかったのですから、本当に有難いです。

そして、今回もご招待いただいたライブ。

大変失礼なことですが、私は加藤和彦さんのことも、きたやまおさむ様のことも、小室等さまのことも、よく存じ上げず、日本音楽界のすごい方々であることは知りつつ、ただただ、ひたすら、白井貴子さんからの言葉を頼りにお伺いさせていただきました。

貴子さんは、この会の主旨とするところと、僧侶としてのご奉公と、通じるところがあると思うと書いてくださいました。

何も知らない私は、本当に恥ずかしく思いいました。

若い頃から大好きで、口ずさんでいた曲ー。

特に、空が好きで、雲が好きで、それでいて、何とも言えない憂いが、心の中にあることに共感し、口ずさんでいた『悲しくてやりきれない』。

きたやまおさむ様のお話、白井貴子さんの歌、小室等さまのお話と演奏と歌で、全てが一つになって、心の奥底から感動しました。

ライブ終了後、わざわざ楽屋にお招きいただいて、きたやまおさむ様にご挨拶させていただきました。

京都の方。

本当に、有難いです。

それにしても、貴子さんの歌声は、美しい。

私たちが教えていただいているのは「心の闇を照らす」というご奉公です。

暗闇を知らないと、灯火の大切さが分からない。

その人の気持ちも、分からない。

もっと、もっと、寄り添い、ご奉公させていただかなければ。

日曜日、京都から戻り、月曜日はお会式の会議でバタバタしていましたが、夕方からこの会に参加させていただいて、本当によかったです。

頭の中で、白井さんが歌った『悲しくてやりきれない』がグルグルと駆け巡っています。

昨日の教区御講でも、今日も。

=====

『悲しくてやりきれない』
作曲:加藤和彦 
作詞:サトウハチロー

胸にしみる 空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに告げようか

白い雲は 流れ流れて
今日も夢はもつれ わびしくゆれる
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
この限りない むなしさの
救いはないだろうか

深い森の みどりにだかれ
今日も風の唄に しみじみ嘆く
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このもえたぎる 苦しさは
明日も続くのか

=====

そう、今から何年前でしょう。

韓国にご奉公に行かせていただいた時、姜御導師にお願いして、国境の河までご案内いただきました。

半島の問題が、分断が、平和な形で解決できるようにと、河を前にしてお看経させていただいたことを、思い出します。

あの時、『イムジン河』を口ずさんでいたことを、一昨日のライブで思い出しました。

=====

『イムジン河』
作曲:高宗漢 
作詞:朴世永

イムジン河 水清く
とうとうと流る
水鳥自由に むらがり飛びかうよ
我が祖国 南の地
おもいははるか
イムジン河 水清く
とうとうと流る

北の大地から
南の空へ
飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
だれが祖国を
二つにわけてしまったの
誰が祖国をわけてしまったの

イムジン河 空遠く
虹よかかっておくれ
河よ おもいを伝えておくれ
ふるさとをいつまでも
忘れはしない
イムジン河 水清く
とうとうと流る

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

1970年頃にフォークグループで歌っていました。「悲しくてやりきれない」や「イムジン河」は大好きでした。長松御住職のお話しにはいつも心を打たれますが、今回は私にとって身近な話題で特別に心が震えました。

ガマゲさんのお参詣

ご弘通は一日にして成らず。もう一つ。3月末、スリランカのガマゲさんが妙深寺にお参詣してくださいました。 2006年、今から18年前にもなりますが、一緒にお助行に巡ったこと、今でも鮮明に記憶に残っている素晴らしい思い出です。コロンボ市内はもちろん、ゴール、カタラガマ、アヌラーダプラ...