神奈川県立がんセンター。
昨日、お見舞いに伺いました。
何度も訪れたことがあるはずでしたが、新しくなってからは初めて。驚くような綺麗な施設、病院です。
お見舞いをさせていただき、ご本人やご家族とお会い出来て、本当に有難く思います。
お伝えしたいこと、朝のお看経で、車の中で考えていたこと、いたわり、はげまし、お祖師さまのお言葉、なかなか口に出ません。
とにかく、ご家族とともに、みんなで寄り添い、立ち会い、この現実に向き合ってゆくしかありません。
本当の家族のように、ご奉公くださっている方々に、心から感謝いたしております。
また、重ねて、とにかくご祈願させていただきます。
ありがとうございます。
その前のお昼、夢のようなことですが、長崎国際大学の名誉教授・関家新助先生とご面談させていただくことが出来ました。
先生の著書や研究は、拙著『仏教徒 坂本龍馬』で取り上げさせていただきました。
関家先生は、同志社大学の住谷悦治元学長の『藩論』研究を受け継ぎ、英国外務省公開文書館でパークスのクレランドン伯に宛てた外交文書を実際に発見し、それらをまとめて発表くださいました。
パークスの言葉「この『藩論』は、いま日本人の間で芽生え、主張されているこの自由と政治的自由に関するものであります。」
幕末と維新、その時代の前後に、「自由」「デモクラシー」があったでしょうか。
ここが、大切。
『藩論』は日本人が日本人の立場で最初に提起したデモクラシーの思想でした。
全く研究が出来ていない。
関家先生は、このことを『近代日本の反権力思想―龍馬の『藩論』を中心に』や『龍馬が抱いたデモクラシー: 「新しい国づくり」をの精神を探る』という本にまとめておられます。
昨日は大著『「生存権」と国家―西洋国家思想に学ぶ』を頂戴してしまいました。もったいない。ありがたい。ありがとうございます。
短い時間ではありましたが、議論白熱、素晴らしい時間でした。
思ってもみませんでした。関家先生とお会い出来る日が来るなんて。
ご紹介いただいた高島さち子さまに感謝ですー。
数週間前、私がブログに書いたのを見て、お声をかけてくださったのでした。
ミラクル。
京都佛立ミュージアムの次回展示「明治維新150年記念展示 維新外伝 日本のアナザーストーリーズ(仮題)」も、頑張ります。
玄関の前に、とし子さんが持ってきてくださった紅蓮。
境内にも花々が咲いています。
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