2017年6月15日木曜日

地球を再び偉大に

ロンドン郊外で起こったビル火災の報道映像に震憾します。


巨大な火の柱と化した高層ビル。本当に恐ろしく、中におられた方々を思うといたたまれません。


世界では空爆やテロ、災害に苦しむ人びとがいて、穏やかに暮らさせていただいていることが当たり前ではないのだとつくづく感じます。


3ヶ月間、インドの親会場でご奉公してくれていたスリランカHBSのダスン・アンジェラ君が無事に帰国し、コロンボの親会場に着いたと連絡がありました。


しっかりと清朋師にお給仕してくれて、頼りになりました。


本当に、ありがたい。


昨日京都まで車で帰ってきました。


長崎国際大学の名誉教授・関谷新助氏の著書「近代日本の反権力思想 ~龍馬の『藩論』を中心に~」という本は知られざる事実を書かれた名著です。


世の中には、全く知られていないことがあります。


フランスで若いマクロン氏が大統領となり、国民議会選挙でも圧勝したと聞き、感慨深いです。


強烈な国歌の歌詞はもとより、最近の極右政党の台頭を見て、様々な犠牲を払って民主主義を牽引してきたフランスという国に失望を感じてきました。


しかし、今回のマクロン大統領の誕生と国民議会選挙の結果、トランプ氏のキャッチコピーを「地球を再び偉大に(Make Our Planet Great Again)」と切り返したフランスに、敬意を抱きました。


リーダーの資質が落ちるところまで落ち、権力を手にする人びとの無責任さが際立つ中で、こうした市民の選択、リーダーの登場はかすかな希望です。


フランスが再び人類史に功績を残してくれるでしょうか。期待します。


地球を再び偉大に。


そのために戦いたいですね。


日本では政治や行政が腐敗していると20年前から分かっていたのに、決定的な政治改革は失敗し、行財政改革も中途半端なまま、地政学的な変化や緊迫した世界情勢に押されて、誰もが奇妙な政治的思考停止に陥っていると感じます。


政治から離れなければ真の世界のリーダーにはなれないという言葉がありました。


しっかり見て、しっかり離れて、しっかり動いて。


混沌とした末法五濁の世界の中で、宗教者として、しっかり見てゆきたいと思います。

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