学校で催し物があり、悦っちゃんが観に行ってくれました。悦ちゃんからのメール。
長男はジャック・スパロウになったらしい(汗)。
「自屈と慢心とは利生の道をふさぐ」
開導聖人の御指南ですが、修学塾で学んだ弘通学の深さ。人間の弱さ。教務の姿勢。
ご信心とは人間性を磨く修行。深さを知らないと、せっかくのご信心も閉じた世界の自己満足に陥る。
「出世間して入世間する」のが法華経の教え。出世間したままでは外れてゆく。泥の中で咲く白い蓮の花。綺麗な水の中で咲きたいと願うのは違う。隣りの池を羨むのも違う。汚泥に染まらぬ白い蓮の花。出世間。汚泥の池を厭わず入り直す。入世間。
この感覚、覚悟。ご信心です。悦に入るのでもなく、偏りもなく、「出世間して入世間する」「自屈と慢心とは利生の道をふさぐ」を忘れず。
師匠がいないご信心は、あり得ない。ただ、そうした方々が多くなってしまってる。親しさは、師弟の基準ではないことも知らなければ。
最初の支援活動を思い出します。3月18日、緊急車輌指定を受けてほとんど車が走っていない高速道路を水戸、いわき、仙台、気仙沼を回りました。
あの時、すでに福島第一原子力発電所は爆発していました。しかし、いくつかのサービスエリアのガソリンスタンドでは、緊急車輌のために開いていました。そこで、マスクを着けて淡々と給油してくれているスタッフの方々がいました。
世の中の機能が停止していた夜。誰もが放射性物質の危険を感じている中で、黙々と消防車やパトカーの給油をしてくれている方々に、思わず手を合わせたくなるような気持ちでいました。
当たり前のように給油してもらう中で、あの日のことを思い出しました。
あれから7ヶ月以上が経って、いま、鍋を囲み、あの時のこと、あれからのことを語り合う。
脚色も、役職も、自分も、他人も、被災者も、支援者む、自他もない世界。
だから、生きる。
無事に乗り換えも出来ました。はやてからやまびこへ。あと30分で一関。そこからは車で陸前高田まで向かいます。
すでに長野新幹線に乗りました。新幹線と電車を乗り継いで、陸前高田まで向かいます。
タイの洪水やトルコの大地震。地球からの警鐘は激しさを増して鳴り響いています。特に、タイの大洪水は一国を衰亡に至らせるかのような大災害です。今後、自然災害はさらに激しさを増すことが予想されます。
欧州ではギリシャへの50%の債務放棄、いわば半分デフォルトするという「徳政令」を発布することで合意したようです。これは金融危機が目前に迫り、「ギリシャ一揆」や世界各地に飛び火した「格差是正一揆」に危機感を募らせた当局が苦肉の策を講じたようです。
「徳政令」は「徳政」ではありません。「徳政令」とは、むしろ、危機を迎えた体制やシステムが、問題のすり替えや先送りを行う時に実施するもので、財政の再建や健全化には直結しません。崩壊直前の権力者たちが、求心力の回復や人心収攬のために利用した政策です。フラット化した世界のデフォルト。次の危機やその先の世界はどうなるのか、誰も見えていないということが明白になっただけです。
相次ぐホットスポットの発見。除染しても放射性物質は無くなるわけではなく、場所を移すだけ。危険は遠ざけられますが、消えるわけではありません。
学者もジャーナリストも、常にゲーマーの後手に回っていますから、当てに出来ません。真実は、もっと、深くてシンプルです。
お祖師さまが「目を開きなさい」と仰せになった時代と全く同じ状況です。いま、私たちも目を開かなければなりません。「徳政令」が出された後、歴史はどのような経過を辿ったか考えてみる必要があります。
デフォルト。巨大な投資による傷痕は、ギリシャだけではなく地球のあちこちに見えています。今後、日本をはじめ、世界各国が、デフォルト狙いの危険なゲームに走らないよう祈るばかりです。
「長生きのお湯」を体験してくれた若い御講師方も大絶賛。「こんなお湯ははじめて!」と。なぜか「でしょー!?」と僕が鼻高々になってしまいます。身体の芯の芯まで、温まります。
さて、朝食を終えて、8時半から授業です。
山に登る女性を「山ガール」と呼ぶらしいから「山ボーイ」かな?「ボーイ」じゃないか(汗)。
ホテルの二階にあるご宝前で、オーナーの一山さんご夫妻のお父さまの三回忌を奉修させていただきました。本当は今年の3月にスキーツアーを企画していましたが、東日本大震災が発生して中止してしまいました。残念でした。
それにしても、この温泉はきっと長生き温泉です。ワンちゃんも19才、ウサギさんも7才。すっごい。
夕方からは修学塾も開催。若手の御講師にもお越しいただき、みんなでみっちり弘通学の授業を行いました。ありがたい。
明日、朝から3時間の授業を行って、お昼には志賀高原から下りて長野駅へ。そこから新幹線で埼玉県の大宮に出て、新幹線を乗り継いで一関に向かいます。
そして、陸前高田へ。19時までに入れるかな。妙深寺の先遣隊はすでに現地に入ってくれています。頑張ります。
いま、志賀高原に行く車の中で、いただいた原稿を読み返しました。涙が出ました。交通事故で亡くなったお友だちのご回向、お墓参り、そして、偶然に奥さまが買ってきたCD。そのCDは亡くなったお友だちと半分ずつお金を出し合って買った思い出のアルバムの復刻版だった、と。
仏教に偶然はありませんね。そのタイミング、その思い出のCD、間違いなく亡くなったお友だちからの返信です。
詳しく書けていませんが、また妙深寺報でご紹介したい素晴らしいお話です。
ありがとうございます。
高木さんのお席は久しぶり。ご宝前が輝いていました。前回はご尊像をお迎えされた御礼御講でした。あの日以来、日夜に御題目を唱え重ねられたのを感じさせていただきました。
高木さんのご宝前には、妙深寺本堂の写真が飾られていました。遠く長野の地で、こうして思ってくださっていること。本当に、ありがたいです。横浜のご信者さんに伝えたいです。
ちょうど「寝覚の床」の写真が撮れました。ここは「木曽八景」に数えられる景勝地。 名前の由来は、龍宮城から戻った浦島太郎がここで玉手箱を開けて覚めたという伝説に由来しています。巨大な花崗岩が木曽川の激流に刻まれた自然の彫刻です。国の名勝史跡天然記念物。
夢から覚めた浦島太郎。さみしかったでしょうね。本当に、綺麗な場所です。
長男がヒロトやマーシーに憧れていることや先日のライブの記事を見て、その北川がコメントをくれた。変わった人間であることは、彼が一番知ってる(汗)。
「数字やメディア露出といったトピックばかりで語られる事の多い昨今のタレントミュージシャンでは無くて、スピリットで一線をひた走るミュージシャンに心を持ってかれている所が、延博の息子、って感じでいーやね(笑)。子供の頃のカルチャーとの刺激的な遭遇って、人格形成にも大きな影響を与えるし、本当に忘れがたい出来事だった筈。住職の息子が反体制のパンク・ロッカーになるってのもカッコいいかも。アレックスがロックンロールやったらモテるぜ、きっと(笑)。」
息子を反体制派にするつもりはないが(汗)、でも、あのハートの熱さや圧倒的な表現力、本物のプロというものの凄さを知って欲しいと思う。
そして、やはり音楽はすごい。いとも簡単に、国も言語の壁も越えるから。
ただ生きる、生きてやる、呼吸を止めて なるものか。「エイトビート」より。
妙深寺農園産の落花生とサツマイモ、食用菊とのことで、とても珍しいラインナップですね。御題目をお唱えくださって育てたお野菜です。
また、私の農業のお師匠さま、長野教区の久保田さんが作られたお米の販売もいたします。
日時 11月6日(日) 7時半〜
妙深寺にて
建設現場の上に広がる美しい空。本当に、きれい。本当に、美しい空です。
人の暮らし。食べること、学ぶこと、育てること、などなど。きっと、今までのやり方では歯車が狂ったまま。しかも、圧倒的な危機が、すぐそこまで迫ってると感じるから、み仏の教えの下で、あらゆることに挑戦したい。
精進料理などではなく、仏教が考える食や生産者、生産地との関係は如何なるものか。全く新しいモデルを提案したい。あまり時間はないけれど、妙深寺農園や朝市は、その最初のステップに過ぎません。
葬儀を無料化するプロジェクトも加速させています。あと少し。功徳を積まないでいいと言うのではなく、直葬や孤独死がこれだけ増えている中で、僧侶がしなければならない使命があるはず。さらには、金がかかると認識され、その既得権益にあぐらをかいていると思われている僧侶が信頼を取り戻すために必要だと思います。これは、葬儀や法事で生計を立てていない、御講によって外護されている佛立の教務がすべきだと思います。
最終的には、通貨を作るべき。仏教徒共通通貨。ここまで来たら本当に暗殺対象かもしれませんが、世界を変えるため、今の、完全に行き詰まった世界や社会に変革を促し、人々の生命を守るために、必要だと思うのですが。
新幹線の中で、少し書き過ぎたかな。でも、目指している方向は、はっきり見えているのですが。
帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...