2011年10月12日水曜日

月のあかり

てる月に さはるとすれど村雲の
ひまよりもるる かげのさやけき

開導聖人の御教歌。

昨晩の月も、とても綺麗でした。一群の雲が、月の光りを遮ろうとしています。しかし、そんな村雲があればこそ、なお月の光は増して見えるもの。

二度目の支援活動で気仙沼から戻った3月22日の美しい月、忘れられません。あの日は魑魅魍魎の姿も、はっきり見えましたが、月の光はそれに負けなかった。

人間は、苦難や困難に出値って、本当の生命の輝きを知り、それを増すものです。

このことを知って、ブレず、腐らず、負けずに努めれば、必ず、その人こそ、価値ある生を全うする。いま自分本意に安閑と甘えた日々を過ごす者は、永遠にそれを得ることはない。

被災地におられる方々の中から、日本を導く偉人が次々に生まれると信じます。苦しみや不安を真に共有する人々の中に、多くの有望な人材がいるのを感じます。

http://goo.gl/HoOJV

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