横浜。アフリカとの会議の舞台となり、盛況であったようです。同じ横浜にいながら、そんな雰囲気はあまり感じませんでした。
日本。自民党に政権が戻ってから、自民党の力というよりは、数年ぶりに中央官庁が面従腹背のボイコットから本気の仕事をしているのを感じます。躍起ですね。
過去の無責任な政策の数々が放置されたままであることや、膨張したまま自らの構造改革も行財政改革も出来なかった当事者、戦後史に於いては終始「勝ち組」の自民党と中央官庁の政策は、僕にはどうしても偏って見えて、強い違和感を感じます。
ガラケーではないけれど、危機に陥った日本は、豊かな内需を当てにして、日本にしか通用しないルールの中で生き残りました。この救命策が、逆に世界の動向から日本を孤立させ、危機感を薄れさせ、中途半端な驕りを助長したように思います。
してやられるのは当然。そんな甘さばかりが目立ちました。今から巻き返せるでしょうか。スリランカですら、軒並み中国や韓国に席巻されています。ナショナリズムによって彼らを批判するよりも、これまでの政策の驕りや甘さ、自らの弱さを反省した方がいい。そこから始まりますね。そこから、始めようとしているのかもしれません。
こうした横浜での会合の報道を聞きながら、エチオピアをはじめ、アフリカ各国へ、人類にとって稀有の思想である仏教を伝えたいと思い返していました。
そして、またあっという間に夜になりました。たくさんのご家族、たくさんの方々と、今日もお話しました。いま、ものすごい勢いで、バランスが崩れ始めているように感じます。誤魔化してきた結果なのだと思いますが、怖いくらい同じ状況の方々がいます。何とかしたいのですが、なかなか難しいものです。
やるだけやります。
すべては、生きている間。動きを止めるその日まで、とにかく生きている間、やれることをやるしかない、伝えることを伝えるしかない。成功や失敗、伝わってるか伝わってないかよりも、したか、しないか。
シンプルに生きていないと息苦しくなる。そもそも人生はシンプルにいかないから、どんどん複雑になってゆく。知恵や欲や名誉が出てくるから、さらにグチャグチャになってゆく。
気がついたら、大切なことは放ったらかし。心から愛した人は遠くへ去ったまま、利害の絡んだ薄っぺらい関係の人が、パラパラと周りにいるだけになっています。
シンプルな生き方は、素直で、正直な生き方だと思います。本当に、そうなんです。でも、そう言いながらそうでない人ばかりだし、頭で分かっていても、何に対して、誰に対して、素直正直なのかで変わってくるし、ここも大事です。
日本と同じかな。甘えと驕りがあるのかな。御法門が虚しい。御法門で改良できる人は稀です。本当に、ギリギリにならないと分からないのかもしれません。
複雑怪奇でも、目指しているのはシンプルな生き方です。ごくごくシンプルな。
生きている間、とにかく、いろいろな機会で、いろんな方々とお話してゆきたいです。
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