ボブ・ディランの30周年記念コンサートで、我らがスティービー・ワンダーが、素晴らしいスピーチをしてくれています。
人類の歩み。
たくさんの人が、立ち上がって、世界をより良くするために、努力し続けてきたこと。
いま、ウクライナで起こっている出来事について、どれだけの関心があるだろう。
経済的な影響のことだけでいいの?
自由とか?
武力で抑圧されている人たちの声は?
若者が、キエフの広場で、何人も死んだこと。
スナイパーに、頭や胸を撃たれて。
スナイパーって。
ゴルゴ13じゃないんだよ。
要人の暗殺でもない。
若者。
石コロしか持たない若者たちでした。
たくさんの山を越えてきたけれど、まだまだ山は横たわっている。
スティーブは、この歌が、歌い継がれることの無念を語りました。
それでも、歌い続けるのですね。
彼は、ピアノを弾きながら、一言ひと言、噛みしめて、語ってゆきました。
スティービー・ワンダーのすごさだと思います。
世界中の政治家が劣化しているのは、僕たちのせいではないかな。
ボブ・ディランの「風に吹かれて」。
特別の気持ちを抱いて、彼は歌詞を歌っていました。
How many times must the cannon balls fly
(何回弾丸の雨が降ったら)
Before they're forever banned?
(武器は永遠に禁止されるのか?)
Yes, how many years can a mountain exist
(幾年月、山は存在し続けるのか)
Yes, how many years can some people exist
(幾年月 ある種の人びとは存在し続けるのか)
Before they're allowed to be free ?
(自由を許されるまでに?)
Yes, how many times can a man turn his head
(何度ひとは顔をそむけ)
Pretending he just doesn't see ?
(見ないふりをし続けられるのか)
The answer my friend is blowin' in the wind
(そのこたえは 友だちよ 風に舞っている)
The answer is blowin' in the wind.
(こたえは 風に舞っている)
ネットでも出ていないようなので、書き起こしてみました。
短い文章だから。
でも、意味があるから。
http://goo.gl/PnpiIT
「ありがとうございます、みなさん。
ここで歌えてうれしいよ、ボブ。
君のために、今夜、歌う歌を、
僕は15歳のときから歌っているんだ。
僕がこの歌に抱いている思いには、
これが歌われ続けることへの無念さがある。
無念だと言ったのは、
この歌の背景となったさまざまな出来事を思うからだ。
60年代。この歌の背景には公民権運動とベトナム戦争があった。
70年代にはウォーターゲート事件や南アフリカの悲劇があった。
80年代。南アフリカの人種隔離政策への抵抗は続き、
世界各地で飢餓との戦いがあった。
90年代も意味は失われていない。
いま、選ばれる指導者は、
人と人とのきずなを生み出せる人物でなくてはいけない。
世界と共に、祖国を忘れない人。
強い責任感を持ち、
心を広く開いて、
多数の中の少数の声を聞く人だ。
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風に吹かれて (ボブ・ディラン)
BLOWIN' IN THE WIND -
BOB DYLAN 1963
BOB DYLAN 1963
~~~~
How many times must the cannon balls fly
(何回弾丸の雨が降ったら)
Before they're forever banned?
(武器は永遠に禁止されるのか?)
~~~~
Yes, how many years can a mountain exist
(幾年月、山は存在し続けるのか)
Before it's washed to the sea ?
(海に洗い流されてしまう前に)
Yes, how many years can some people exist
(幾年月 ある種の人びとは存在し続けるのか)
Before they're allowed to be free ?
(自由を許されるまでに?)
Yes, how many times can a man turn his head
(何度ひとは顔をそむけ)
Pretending he just doesn't see ?
(見ないふりをし続けられるのか)
The answer my friend is blowin' in the wind
(そのこたえは 友だちよ 風に舞っている)
The answer is blowin' in the wind.
(こたえは 風に舞っている)
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僕も、こんな文章を書きました。
『私たちには夢がある』 妙深寺報2月号
http://goo.gl/S7qOMj
世界はより良く変わる。
絶対によく変わる。
未来は僕たちの手の中にある。
僕たち次第。
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