和樹さんと、こんなに、ゆっくりと、時間を過ごすことが出来て、幸せでしたー。
当たり前のことでしたが、ご自宅に到着するまで、あの「宮沢賢治生家」だと思っていませんでした(汗)。ひとつにならなかった。
でも、あの玄関の中で、あの居間の中で、ゆっくり、じっくり、お話させていただくことができました。
和樹さまのお母さま、つまり清六さんのお嬢さま、面影が、まさに政次郎さん直々に、賢治さんの様々なこと、宮澤家の様々なことをお聞きすることができて、こんなに貴重な機会はありませんでした。
ここに、いるんだ。
ここで、いるんだ。
不思議でした。
スッと置いてある「国訳妙法蓮華経」が、すごい。表装を手直ししながら、昭和9年からここにあるという法華経。
感激でしたー。
そして、お母さまが、あまりにも「宮沢賢治と法華経展」の図録を気に入ってくださっており、本当に、ほぼ大絶賛をいただいて、申し訳なくなるくらいでした。有難かったですー。
「ご近所の人にもお配りしたい」と言ってくれていたのですから、本当に、大絶賛をいただいてしまったのだと思います。
やよいさんの書。素晴らしい書です。これだけで展示会ができるくらい、賢治さんの言葉が、見事な書となって生き生きと命を持って、踊っている、語りかける感じです。
貴重な、時間。ほんとうに。
その後、和樹さんと2人で出かけて、またゆっくりとお話することが出来ました。言葉ない。ありがたい。
3.11を前にして、とても貴重な、意義のある、大切な、いい時間でした。
花巻は、雪です。
厳しい、3月11日となりそうです。
そう、寒い方がいいんですよね。厳しい方がいいんです。
去年の、3月11日もそうでした。
寒かった。
凍えました。
だから、余計に、あの時の、厳しさ、辛さが、身に迫りました。
明日から、陸前高田に入らせていただきます。
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