2014年3月8日土曜日

雪の花巻の夢物語







和樹さんと、こんなに、ゆっくりと、時間を過ごすことが出来て、幸せでしたー。

当たり前のことでしたが、ご自宅に到着するまで、あの「宮沢賢治生家」だと思っていませんでした(汗)。ひとつにならなかった。

でも、あの玄関の中で、あの居間の中で、ゆっくり、じっくり、お話させていただくことができました。

和樹さまのお母さま、つまり清六さんのお嬢さま、面影が、まさに政次郎さん直々に、賢治さんの様々なこと、宮澤家の様々なことをお聞きすることができて、こんなに貴重な機会はありませんでした。

ここに、いるんだ。

ここで、いるんだ。

不思議でした。

スッと置いてある「国訳妙法蓮華経」が、すごい。表装を手直ししながら、昭和9年からここにあるという法華経。

感激でしたー。

そして、お母さまが、あまりにも「宮沢賢治と法華経展」の図録を気に入ってくださっており、本当に、ほぼ大絶賛をいただいて、申し訳なくなるくらいでした。有難かったですー。

「ご近所の人にもお配りしたい」と言ってくれていたのですから、本当に、大絶賛をいただいてしまったのだと思います。

やよいさんの書。素晴らしい書です。これだけで展示会ができるくらい、賢治さんの言葉が、見事な書となって生き生きと命を持って、踊っている、語りかける感じです。

貴重な、時間。ほんとうに。

その後、和樹さんと2人で出かけて、またゆっくりとお話することが出来ました。言葉ない。ありがたい。

3.11を前にして、とても貴重な、意義のある、大切な、いい時間でした。

花巻は、雪です。

厳しい、3月11日となりそうです。

そう、寒い方がいいんですよね。厳しい方がいいんです。

去年の、3月11日もそうでした。

寒かった。

凍えました。

だから、余計に、あの時の、厳しさ、辛さが、身に迫りました。

明日から、陸前高田に入らせていただきます。

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