冷たい雨が降っています。
あっという間に妙深寺の御会式が迫ってきています。
週末、土曜日と日曜日が御会式の当日です。
ご講尊・小山日誠上人にご親修いただく御会式です。
本年のご奉公の中で、最高の緊張感で、最高のご奉公をさせていただきたいものです。
自分の手でチラシを作ってくださったり、手紙を書いたり、そうして将引されているお話が会議でありました。
それこそ、ご奉公だと思います。
妙深寺は、チラシも、ポスターも、寺報も、とっても充実しているけれど、何かがあって、それをどうかして、どうかする、というのもいいのですが、いつしか、これが無いと出来ない、あれがないと出来ない、になってしまうと恐ろしい。
ご奉公の本質を、見失ってしまう。
もちろん、チラシが欲しい、それさえあれば、もっと多くの人が将引に廻れるはずだということも、事実です。
出来る人のためのご奉公ではないから。
でも、自分で工夫して、「させていただく」思いで動くのがご奉公。
「やらされてる」と感じてしまったり、そう考えていたり、実際そうなっているのは、一番かなしい、もったいない。
みんなで、がんばりましょー。
それにしても、横浜、寒いなー。
週末のお天気、どうか、どうか、晴れますように、穏やかな日となりますようにー。
清風寺さまの御会式、建國寺さまの御会式、ほんとーに、スカッと晴れ上がった、素晴らしい日だったから。
お願いするのみです。
そう、昨日フッと訪れた、京都の清滝村は、心霊スポットとして有名だそうです。
一車線の、確かに薄気味悪いトンネルがあったのですが、あそこなんですねー。
日本最怖、世界最怖の心霊スポットと言われているとか。
ありがたい。
長い歴史の中では、処刑場があったり、亡くなった方がいたり。
当たり前ですね。
インターネットにも、心霊スポットとして紹介されていました。
信号が赤だと来るな、青だと呼んでる。
女の人のがボンネットに落ちてくる。
ボンネットに子どもの手のあとがついてる。
悲鳴が聞こえる。
行きのトンネルと、帰りのトンネルの長さが違う。
こんなに美しい自然と、あんなにいい人たちがいるのに。
近くに住んでいる人まで霊界にいるみたいになりますやん。
もし、そうなら、どこも、そうなんです。
もし、そうなら、むしろ、お教化して、お友だちか、味方にしたい。
見える世界、見えない世界。
全部オッケー。
本物の仏教徒は、本当の強さを備えている人。
本物の仏教徒は、自由。
本物の仏教徒は、無敵。
心霊スポットも、心霊現象も、スピリチュアルもいいけれど、そっちじゃないのよ、そんなん、あったり前なのよ、ビビっているだけ時間の無駄なのよ、もっとシンプルなのよ、と言いたくなる。
ないわけじゃなく、あるわけじゃなく、違うのよ。
そこに、囚われないの。
開導聖人は、ズバッとお示しです。
「法華経を持(たも)ちながら鬼門金神のタタリを恐れ、また幽霊狐狸等をこわがり、余宗の祈祷、マジナヒを信ずる人々は、是れ世間第一の馬鹿者、あほの部類眷属なり。」28ー10
本物の仏教徒は、本物のスピリチュアリティーを持つ者。
そっちではなく、あっちでもなく、こっちであり、ここ。
それが一番だと思う。
しっかり、ご信心させていただけば、何も怖くない、たたりもない、取り憑かれもしない、見えてたものは見えなくなり、見えなかったものは見えるようになり、惑わず、迷わず、固まらず、止まらない。
強さ。
自由。
敵なし。
外にはいません。
怖いのは、自分だけです。
本物の仏教徒は、このことに気づいた人。
自分の中にいる悪鬼。
世界最怖は、自分の「我」です。
とにかく、御会式が近づく中、みんなで頑張り直しましょうー。
「初信は縁にまぎらかされて、第一とする信心を得せず。その縁とは、種々無量なれども、まず学問と、金の番と、外に酒と芝居と、色と名聞等、みな信心を妨ぐ縁なり。」14ー239
「我胸の内に疑迷の怠りある時は、臨終の時、黒闇をミるなり。信者は心、内アカシ。謗者は心、内クラシ。」14ー298
「鼻つまりの前で、へをこいて、これは無礼とあやまるは正直なり。あやまらぬは不正直なり。」14ー408
「若き女の衣装を多く持ちて、箪笥に入れてありながら、それを着るときは汚れ、そこなはるるとて着ずにいて風邪をひき、足袋を惜しみて冷えが入り、または米を買えば銭が減るとて食わずして、からからとの前で銭をいだきて死ぬる如き馬鹿ものもあるぞ。因循頑固の人といふべし。」11ー354
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