インド・ブッダガヤの聖樹を頒布させていただいておりますー。
妙深寺は、お祖師さまの悲願でもある仏法の西漸(西にだんだん進んでゆく)、仏教が誕生した聖地・インドでのご弘通を進めるべく、奮闘努力しております。
特に、ラージギルの村に拠点を建設し、現地の村や社会に根を下ろしたご弘通を試みています。このご奉公については、たくさんの方々から寄付をお預かりする中で進めさせていただいて参りました。
インドという文化の中で、本当に難しい面も感じながら、お祖師さまの悲願を受け継ぐことだけに縋りながら、ご奉公しております。
今年5月、仏陀成道の聖地・ブッダガヤの大塔にある菩提樹の下で、ブラジルの方々と一緒に御題目の一座を営みました。
この聖樹は、数代目になるとはいえ、仏陀が成道した時の菩提樹に違いないと言われています。そのDNAを受け継ぐ聖樹です。
法要中、私はこの聖樹の下に落ちている種を拾っていました。それはカラカラの硬い実で、とても生育するようなものとは思えませんでした。
化石のような種でしたから記念のつもりで集めました。
しかし、帰国後、その種を、妙深寺境内の本化桜を、サクランボの種から苗にまで育て上げた黒崎とし子さんに、万が一と思って、託したのです。
あれから数ヶ月、見事に、見事に、あの聖樹、聖なるDNAを受け継ぐ菩提樹は、芽を吹いたのでした。
まさに、南無妙法蓮華経の御題目、その経力、信力によって、ここまでになったと言えます。
私たちは、とし子さんを中心に佛立農業を開発していただいている財団法人 佛立生活文化研究所にこの苗を託し、インドでのご弘通を一層前に進めるためにも、この苗の頒布を開始したのでした。
ぜひ、この聖樹を、あなたも育てていただきたい。まずは室内で育てられると思います。
24時間、際素を出すと言われている菩提樹。
日本でも成育することが分かってきました。
明日も、境内で頒布いただきます。
よろしくお願いいたしますー。
下記は、お配りしているチラシの文章です。
< 菩提樹の紹介 >
先端が長~く伸びるハート型の葉っぱがかわいい「インド菩提樹」です。こんな、かわいいのに実は仏教の三大聖樹の1つという、とっても神聖な木なのです。お釈迦様がこの木の下で悟りを開いたというありがたい木。
そして、この不思議な形の葉っぱにもちゃんと意味があります。長く伸びた葉っぱの先端は雨が多い地域特有の形で、雨をスムーズに受け流すように発達したと言われています。
乾燥にそこそこ耐えるので、お水遣りの苦手なあなたにもオススメです。
●科目
クワ科フィカス属
●原産地 インド・スリランカ 東南アジア熱帯雨林気候区
●置き場所
最低気温10度以上は必要です。
日当りと風通しの良い場所に置いて下さい。太陽光の入る明るい室内でも充分に鑑賞可能です。ただし、蛍光灯が中心の室内で、光線が不足すると葉の茎が伸びたり(徒長)新芽の色が薄くなったりします。
●季節毎の管理と注意点
冬~春: 前項に沿った場所で管理を行います。葉面や葉の裏側にホコリが溜まりやすいので、時々濡れタオルで両面を拭き取ります。また、下葉にも光が当たる様に時々鉢回しを行います。
春~秋: 外気温が20度程度になると生育期に入り、新芽を展開しだします。この時期、古く傷んだ下葉はカットしても問題ありません。
●水やりのタイミング
季節だけではなく、設置場所の環境(光量・温度)によって水の量を調節してください。
串や割り箸等を、根を傷めない程度にやさしく土の部分まで挿し、土の乾き具合(湿り具合)を観察しながらある程度乾いてからやるのがコツです。土が湿っている状態で繰り返し必要以上の水やりを行うと根が窒息し、根腐れの原因になる場合があります。冬場は水が冷たすぎると根を傷める事があります。できるだけ室温に近い水を与えてください。
また受皿にはなるべく水を溜めないように注意してください。特に夏場は鉢底から水が少ししみ出るくらいの量で調整してください。
●肥料
良く生育する植物ですので、春~秋の生育期に緩効性化成肥料(置き肥)を定期的に与えます。又、水の代わりに3回に1回の割合で希釈した液体肥料を併用しても構いません。春~秋の生育期定期的に与えます。
●害虫、病気
害虫: 風通しの悪い密閉した高温乾燥下で、主に葉の裏側にハダニが発生することがあります。
病気: 光量不足などで、新芽が変形する成長障害を起すことがあります。
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