サンマリノ共和国にいる裕子さんとLINEで打ち合わせさせていただくことが出来ました。
なぜか3時半に目が覚めていたので、よかったー。
サンマリノ共和国の文化省や観光局と綿密に打ち合わせしてくださっていて、本当にありがたいです。
サンマリノ共和国大学のご協力もいただくことになるとのことで、本当にありがたいです。
世界遺産にもなっている国会議事堂で展示をすることとなり、どのような場所か不安もありましたが、送っていただいた写真を拝見してイメージが湧いてきました。
「焼き場に立つ少年」の姿、オダネル氏の心の変遷を、世界最古の共和国、600年間も戦争をせず、リンカーンから「小国ながら世界で最も尊敬されるべき国のひとつ」と賞賛されたサンマリノ共和国で開催できることに、心から特別な意味があると思っています。
1861年、アメリカのリンカーン大統領はサンマリノ共和国に書簡を送りました。
宮殿内にはリンカーンの像とその書簡が飾られています。
1797年、ヨーロッパを席巻中のナポレオンはサンマリノに小麦と大砲と領土を与えると書簡を送りました。
しかし、サンマリノは「領土の拡大は無益な争いを生む」としてこれを断っています。
第二次世界大戦の時にも中立を掲げ、軍事的な行動を一切行わず、ただ人口の3倍にあたる10万人もの避難民を受け入れて慈善活動に尽くす道を選んでいます。
その避難民の中にはイタリア映画界の巨匠・フェデリコ・フェリーニ監督の家族もいました。
国民への配給を減らし、人口の3倍という避難民への食糧供給を決定したサンマリノ市民。
そうした国で「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~」という展示をさせていただきます。
私たちには、全く、能力もお金もないのですが、皆さまから考えられないほどのお力添えをいただいて、本当に実現しようとしています。
とにかく、与えていただいたこの機会を大切にして、精一杯させていただきたいと思っています。
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