いま、サンマリノ共和国では2度目となる京都佛立ミュージアムの企画展「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~」が開催されています。
今回は「Nagasaki Beyond, from San Marino」というサブテーマを付けさせていただきました。「長崎を越えて、サンマリノから」という意味です。
「焼き場に立つ少年」の写真を中心に、撮影者であるオダネル氏の心の変遷を追体験できるように展示レイアウトをしています。同国で2度目となる今年は、これにプラスして「未来への希望」を大きなテーマとしたのです。
展示の最後に、この写真展を見た方々からのメッセージを集めてゆきます。そのメッセージは日本から持っていった折り紙に書かれ、それぞれの想いを込めて積み重ねられてゆくのです。
ある人は大きく絵を描いたり、ある子どもは日本の鶴の折り紙にしたり、いろいろな形でメッセージが集められてゆきます。
最終的にはそれを1つの大きなボードにする企画。サンマリノの子どもたち、日本の子どもたちの平和のメッセージが集められています。
先日、サンマリノ共和国のマッティアさんから国営テレビの動画を送っていただきました。子どもたちが一生懸命インタビューに答え、折り紙にメッセージを書いてくれている姿が映し出されて、感動しました。
そのメールの後、マッティアさんはブタペストの古い病院で開催された原爆展の写真を送ってくれました。
広島や長崎の悲劇と、平和への希望を伝える展示会です。
オバマ前米大統領が広島市を訪れた際に寄贈された折り鶴を、ハンガリーの首都ブダペストで行われた「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」で展示したのですね。
オバマ氏は4羽の折り鶴を寄贈し、そのうち2羽は原爆資料館で公開されています。
ありがたいです。
今朝は長野に向かっています。今日は長野本晨寺の住職御講です。
石田さんのお通夜が6月2日、告別式は3日。お亡くなりになったのは5月30日。乗泉寺の永江御導師に御印をいただいた日でした。
その後、過密なご奉公が続きました。石田さんの帰寂に実感が持てずにいます。
しかし、宗門のご承認もいただき、7月に向かって大至急ご奉公を進めてゆかなければなりません。時間はありません。生きた仏教の実践を、菩薩行を、積み重ねてゆきましょう。
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