2019年6月1日土曜日

おついたち








6月のおついたちを迎えました。


今日は8時から月始総講。先ほど清康師やひろし君、航平くんが無事に羽田に到着したと連絡がありました。この月始総講にお参りくださるそうです。


今日から妙深寺の教養会、薫化会や青年会、ボーイスカウトやガールスカウトの代表者数名が、南伊豆のマーガレット・グランドで開催される白井貴子さんプロデュースの「PEACE MAN CAMP」へ向かいました。たくさんのことを吸収してきてもらいます。


イタリアから帰国して、お見送りのご奉公が続きました。


渡邉さんのお見送りのご奉公をさせていただきました。今年の元旦、一緒に撮った写真が遺影に選ばれており、全く想像もしていなかったので思わず涙が出ました。


言上させていただきながら、約25年間のご家族とのご奉公が思い出されました。ヤンチャだった長男を探して暴走族の集会に割り込んでいったこともありました。


50人くらいに囲まれて「あんた刑事か!」と聞かれたので「坊主だ!」と答えたのを覚えています。決して平坦ではなかったご家族と共に、いろいろな日を思い出しました。


ご主人の晩年は病との戦い。視力を失ってからはどれだけ辛い日々を送っておられるだろうかと心配しましたが、ご本人は「目を閉じると思い出の中から人の顔を見ることもできる。色だって分かる。」と言っておられたと聞きました。元旦は久しぶりに目を開いて写真を撮ってくれました。


そして、5月30日、長野の石田さんが寂光へと旅立たれました。それは、長野本晨寺にとって極めて重大な日でした。その日を選んだかのようでした。


お寺を建てるよりも、お寺を再建することは難しいものです。しかし、そのご奉公を、共に頑張ってくださいました。


先日、石田さんが写っておられる2007年の韓国団参の写真を見つけました。もう12年も前のことです。本当に激動の日々でした。辛い思いをさせてしまいました。


いま、バラバラになっていたものが一つとなりました。困難な、あり得ないほど厳しく、険しい道のりだったと、いま思い返しています。


今生ではこれでお別れでも、必ずやまたお会いして、一緒にご奉公できるものと思っています。また難しいご奉公が巡ってくるかもしれませんが、今回と同じようにご宝前にお縋りしながら前を向いていれば、絶対に報われる。そう信じています。


明日、長野へ参ります。

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