2020年4月28日火曜日

どこまで行けるか選手権






















今日は立教開宗記念日。私たちにとっては決意を新たにする日です。


新型コロナウイルスの蔓延によって明らかとなったのは現代社会の矛盾と限界です。


それは知恵ある社会ではなく無謀な開発と無茶な発展による脆い社会。つまり、身の丈に合わない生活をしてきたということ。


東日本大震災と原発事故から何ら反省も学びもしなかった政治と行政。インフレは必至、不景気下のインフレですから「スタグフレーション」という大惨事が起こる可能性もあります。


政府は世界経済と歩調を合わせてこれも視野に入れているかもしれません。なぜなら何度も書いていますがインフレは増税と同じなのです。政府の借金を消す方法の一つなのです。


東日本大震災では復興特別税を設けました。今回、これだけの支出を行うのに全く曖昧です。私たちは東日本大震災の復興特別所得税を2037年まで、復興特別住民税も2023年まで支払い続けています。忘れてはいけない。


次々と襲いかかる自然災害。今夏も秋にかけてさらに豪雨災害が増えると予想されています。


数日前、学校は長男も次男も休校なのに学費だけは銀行口座から引き落とされました。口座にはもう僅かしか預金が残っておらず、ビックリしました。年金も、国民健康保険料も、市民税も、全く変わらずに引き落とされていきます。


他国で出来ているのに相変わらず検査数は少なく、テレビは混乱を深めるばかりで、山中伸弥教授の出す情報しか信じられない気持ちもします。


そもそも権力者が官僚に対して暴力団の親分が子分にする「教唆」のようなことを繰り返し、それを「忖度」と呼び替えて国民が呑み込んでいる日本はどうかしています。


結局、実質的な感染者数も分からない。「感染が広がっている」ということを「忖度」させて行動を制限する。誰もがデータを信じられない。なんとなく推し量る?まさに忖度国家です。サイエンスではない。


議事録を取らず、公開せず、スーパースローシュレッダーでデータを破棄する政府や中央省庁なので、データに基づくというサイエンスまで破棄している。


この災禍の中、また静岡で選挙が敢行されました。衆院4区の補選だそうです。申し訳ないが、この緊急事態に仕事をしてるかしていないか分からない国会議員の補欠選挙などいくらでも延期できるはずです。


それを「ルール」だからと敢行する。投票率は34.10%2017年の衆院選を19.62ポイント下回り同選挙区として過去最低。矛盾と虚偽、虚飾に溢れています。


「政策に対する国民の評価」

「一定以上の理解や評価いただいた」

「感染拡大対策 経済対策 一定評価された」


与党も野党もどうかしています。狂っているとすら思える。こんな政治をしていて日本はよくなるでしょうか?富士山に申し訳ないと思わないのでしょうか?


諸外国では民主主義を担保、堅持するために選挙に行かなければ運転免許証が発行されない、パスポートがもらえないという国もあります。


コロナ禍の中、関心をもって選挙に行くのは、公務員の皆さんか団体員、よほど強い信仰心を持っているような方です。しかし、本当に大切なのは、国民全体の参加であり、できれば選挙どころではない生活に陥っている弱い立場の方々の声もしっかり受けられるシステムづくりです。


それがない。今の日本には。国も弱い、社会も弱い。だから教唆を続ける。忖度を強いる。


日本国民であるかぎり税金を収めなければなりません。しかし、このままで日本がよくなるとは思えません。それが今回のコロナ禍で明らかになっているのです。


目を覚さなければ。


子どもの貧困率が先進国の中で群を抜いて高く、母子家庭の2つに1つは貧困状態で、生活苦から風俗産業につかざるを得ない母親が急増している実態。悲しくて仕方ありません。こうした背景から虐待死事件が起きいるとのこと。


在り方を変えるのは容易ではありませんし、批判をするだけなら意味もありません。


実際に、具体的に、行動を起こさなければなりません。


Think Globally, Act Locally!!!


自立、独立し、そして最も人間らしく他を慈しみ救済する生き方を実践し、さらには政治を変え、社会を変え、世界を変えてゆくべき時です。


南無妙法蓮華経ー。


日蓮聖人は仏法による世界の安穏を求められました。


人間の、心を何とかしなければ、世界に平和も安穏も訪れることはない。


この世を何とかしなければ、あの世もなんともならない。


死ぬ時は、お箸一本すら持っていけない。この世にいる間に、どれだけ徳を積むか。人間らしく生きるか。功徳しか、持っていけないのだから。


ミツバチと人間。明らかになりました。


ミツバチがいなくなったら地球は滅びてしまうけれど、人間がいなくなっても地球は滅びない。それどころか他の生き物たちにとっていいことしかない。


こんなことでいいわけがない。


生きとし生けるものが幸せになりますように。


だとするならば、人間が目指す生き方ははっきりします。


人間だけが、鬼にもなれば、菩薩にも、仏にもなる。


どこを目指すか。


人間はこの世界に修行に来ている。


人生は、どこまで行けるか選手権。どこまで見えるか選手権。どこまで感じられるか選手権。どこまで出来るか選手権。


人間にしか出来ない生き方をする。それが仏教。そもそもの教え。


目を覚ます時です。子どもたちの未来のためにも。

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生き方

生き方は二つしかない 『損得で生きるか』 『尊徳で生きるか』 損か得かで生きる人間は、付き合っていても得がないと思ったら離れてしまう。 徳を大切にする尊徳の人間は、お互いを大切にするから一生の仲間になる。 source: pinterest