2021年6月30日水曜日

心と体の免疫力を上げる




今朝も無事に放送させていただくことが出来ましたFMヨコハマ「横浜ラグーン」。


心と身体の免疫力がアップしますように。虚心坦懐、構えず、とにかく素直な自分、頭より心の中から生まれる言葉を大切にしたいと思っています。


頭の悪さ、力不足はお許しください。真正面から受け止めさせていただいて、精一杯努力精進してゆきます。


【補足】

仏陀は、あらゆる差別を超克する、乗り越える、困難を乗り越える、それに打ち克つことを勧めています。


仏教がロックンロールと言っている意味は、当時の価値観をぶっ壊す、画期的な思想、教えが仏教だったからです。


古代インドではカースト制度、ヴァルナ(皮膚の色)、ジャーティ(生まれ)という宗教による絶対的な差別があって、生まれながらに親が奴隷なら子どもも奴隷、階級が違うと交際も結婚もできないというとんでもない制度、いや制度というか文化がありました。


その中で、仏陀は言い放った。

「(人は)生まれによって賎(いや)しくなるのではなく、生まれによってバラモンとなるのではない。行いによって賎(いや)しくなるのであり、行いによってバラモンとなるのである」スッタニパータ


「バラモン」とは宗教的な権威者、司祭者のことで、階級の頂点、特権階級の人びとを指します。


また別のお経文には、

「(草や木、虫や動物、魚や鳥といった)身を受けた生き物の間では、それぞれ区別があるが、人間の間ではこの区別は存在しない。人間の間で区別が説かれるのは、ただ名称によるのみ」

とあり、人間の間に存在する区別は、ただ言葉によって作り出されたものだという。言葉というのは、文化的営みの最たるものですから、まさにジェンダーの考え方そのものです。


お釈迦さまは、男女の区別ということだけでなく、人間は誰しも、どんな人種であっても、どんな生まれや家庭環境であっても、同じように可能性に満ちた尊い存在であると説かれます。それは普遍的な、究極の平等思想とも言えるものでした。


「ブッダ」は「目覚めた人」という意味ですが、「ブッダ」という言葉のさらに原点をたどると、古い仏典には「マヌッサ・ブータム・サンブッダム」という言葉が出てきます。「マヌッサ」は「人間」「ブータム」は「真の」、「サン」は「完全に」、「ブッダム」は「ブッダ」=「目覚めた人」と言う意味で、「真の人間である完全に目覚めた人」という意味。


「真の人間」というのが重要で、男女、家がら、国籍に関係なく、全ての人は平等に、目覚めることでブッダになるということであり、人の価値は、生まれではなく、その行いによって決まると説かれました。


お釈迦さまは、男女の性差を超えて、人間という視点を持っておられました。


自分の幸せを探してもいいし、もっと言えば、だからこそ他の人の幸せを探して、与えて、生きてゆくことができる、菩薩のような生き方を目指せる、目指すべき、と思います。


仏教における性的マイノリティの位置付けのご質問にお答えすること、これは難しいです。私はやはり「カルマ」ということは大切に、前向きに想うべきかと思います。


自分の性に違和感があるということは持って生まれた業、カルマが重たく、深いという理解を、誰に言われるとなく、自分で自覚することが大切だと思います。


だからこそ、先ほど申し上げた通り、誰よりも「より良く生きる」「価値ある命を生き切る」という覚悟が抱けたら、と思うのです。


とにかく、誰かを差別することはロックンロールである仏教にはない。差別は言葉によって生まれる。人間が生み出している妄想と幻想でしかない。


しかし、カルマを超克、困難を乗り越え、それに打ち克つために、今生人界、さらにより良い生き方を追求すべき。


引き続きよろしくお願いいたします。


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