圧倒的に時間がないとはいえ、これだけは観たいと心に決めて、行ってきました。
個人的にも、もちろんミュージアムの館長としても、絶対に観なくてはならないから。
完全事前予約制。ライゾマ展。
ハッキリ言って、想像以上に飛びました。時空を軽く、何度も飛び越えさせていただきました。
まずは「楽しい〜だろーなー」と思い、こんなに感性をビシビシに巡らせて、ギリギリまで張り詰めて、挑戦して、実現して、すっごいと思いました。
この前、100万人のクラシックライブで理事をされている三菱総合研究所の森崎 孝社長から「近い将来はテレパシーによるコミュニケーションが成立する時代になるかも」と言われ、驚いていたのですが、このエキジビジョンを見て、完全に実感しました。こりゃ、くるわ、と。
映画「アキラ」とか「ブレードランナー」とか、そういうカルチャーも感じたし、興奮しました。
と・に・か・く、真鍋大度くん、すごい!真鍋大度、まだまだ行きますね。
以下、ライゾマティクス_マルティプレックス@東京都現代美術館の解説です。会期が延長されたので、お時間のある方は予約して、是非その目で体験、視聴してみてください。
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2021年に設立15周年を迎えるrhizomatiks(ライゾマティクス)の個展を開催いたします。
ライゾマティクス(以下、ライゾマと表記)は、設立以来、常に人とテクノロジーの関係を探求しています。世界的に活躍するアーティストであるビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、ELEVENPLAY、狂言師・野村萬斎や研究者らとのコラボレーションに加え、多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトを通して、技術と表現の新しい可能性を追求してきました。斬新なインパクトを持つその時間/空間的表現は、国際的に高い評価を得ています。本展は、ライゾマの美術館における初の大規模個展となります。オンライン上にもハイブリッドに展開する新作やアーカイブを通して、絶え間なく変化する世界と同期する彼らの卓越した試みを複合的(=multiplex)に呈示します。
ライゾマによる表現活動は、いわゆる「メディアアート」の領域を超えて、データの視覚デザインなどの研究開発的要素や、建築、デザイン、広告やエンターテイメントなどのビジネスに及び、社会に影響を与える力を持っています。彼らはアイデア、ハード/ソフト開発からオペレーションに至るまでチームが一貫して取り組むフルスタック集団であり、アーティスト、プログラマーや研究者をメンバーに含んでいます。
変化しやすい複雑で曖昧な現代において、私たちの身体はバーチャルとリアルの間で揺れ動いています。そして、大量情報化社会の中で見えないものをどのように把握し理解するか、リアルな接点を探しています。ライゾマは、これらの状況に対してさまざまな角度からアプローチしてきました。例えば、多様な国際的パフォーマーとのコラボレーションでは、テクノロジーとフュージョンする新しい身体のヴィジョンを創出し、「リサーチ」として行った脳科学者や天文学者など科学者・研究者とのコラボでは、データの可視化によって見えないものへのリーチを可能にしています。
本展では、美術館における初の大規模個展として、彼らが展開してきた領域横断的なクリエイションを展望するとともに、「現在」とクリティカルにシンクロする新作プロジェクトが展示されます。デジタルなネットワーク社会の中にあって、新しい人間性(ヒューマニティ)の可能性と、未知の視覚ヴィジョンを追求するライゾマの魅力を伝える展覧会となります。ポスト・コロナの社会において、世界がオンライン化を求められ、人間としてのコミュニケーションのあり方についての新しい可能性が問われています。その渦中にあって、多くのプロジェクトや技術提案を実践しているライゾマが、2021年春、変化し続ける世界における「新しいアーティストの役割」を見せる試みです。
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ライゾマティクス_マルティプレックス
2021年3月20日(土・祝)- 6月22日(火)会期延長
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/rhizomatiks/
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