先ほど、第62回 日本人物故者慰霊祭の、すべての法要が終了いたしました。
高雄での慰霊法要は、台湾らしい強い陽射しのもと、日本人会高雄支部の主催により、日本台湾交流協会高雄事務所、台湾協会、本門佛立宗の参詣団が参列し、厳かに奉修されました。本当に、ありがとうございました。
南部地域の全物故者、この地に納骨されている日本人の方々、さらにバシー海峡で亡くなられた全ての犠牲者の諸精霊に対し、奉修御導師よりご回向の言上、各団体は真心の祭文を捧げ、佛立教講は御題目を唱えて、約1時間の法要が勤まりました。62年間、連綿と続けてきた慰霊法要です。
コロナ後、4年ぶりの台湾参詣は第11支庁にご奉公いただきました。限られた時間の中、台北 佛立寺の御会式にはじまり、台北、台中、台南・高雄での慰霊法要、長距離を駆け足で移動しながらのご奉公です。
実は11支庁さまには1年前ほどに急きょ前倒しで当番の交代をお願いしたのですが、快くご了承、ご承認いただきました。コロナ禍が明けて間もない海外参詣は何かと大変だったと思います。見事無事にご奉公を円成くださいました。本当に、ありがとうございました。
53年間、毎年僧侶と信徒が参詣団を組み、慰霊の旅を続けてきた本門佛立宗。並大抵のことではありません。先師上人方、先輩教講のご奉公に想いを馳せる時、言葉にならない功徳と果報を感じます。
緊張の高まる世界情勢、台湾の人びとが苦難に直面している今こそ、草の根の交流こそ大切で、慰霊法要も決して断絶することなく、続けていかなければならないご奉公であることを痛感します。
日本にとって台湾がどれだけ特別であるか、このことを痛感することの出来る日本人物故者慰霊祭のご奉公です。
参詣団は高雄国際空港から帰途につかれ、私たちは後片付けをしてから御道具を台北 佛立寺までお戻しして、明日帰国します。左営から台北まで台湾高速鉄道で移動しています。1時間34分、早いです。
ありがとうございます。
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