2024年2月19日月曜日

門祖会を新たな起点として

































春の御会式が、春のような穏やかなお天気に恵まれて、盛大に奉修されました。お参詣、ご奉公いただいた皆さま、本当に、ありがとうございました。


ご唱導いただいたのは西宮 廣宣寺ご高職、弘通部長として宗門弘通の責任者である山内日禮御導師でした。マイクやスピーカーがいらないと思えるほど、大きく、はっきりとした言上、御題目。やっぱり、声の中にご信心と現証がある、ご信心と現証は声によって顕れるものと感激します。


「御利益は信の中にはあるなれど 出るは行の声にあらはる」


「うれしげに唱ふる声のいさましや 本門宗のひとは格別」


「南無妙と唱ふる声が本門の 本尊なりとしるが成仏」


「かしましと不信の耳にひゞくらん 諸仏歓喜の妙法の声」


「国のためわが家のため身のためと なるもみのりの声のひゞきに」


ご宝前に向かって、お手本のような姿勢、お看経の声、丁寧な言上、有難いですー。


「お題目 唱ふる声を惜むなよ」


御法門もモニターを使って丁寧にお説きくださいました。自分だけではダメ、自分のためではなく、他人がいる、他人のために想い、行うからこそ、幸せになれる、御意に叶う。分かっているようで分かっていない、できない、最も大事な教えです。


今こそ、奮い立たなければ。思い返さなければ。


世界各地で人間の邪悪さを象徴する戦争、謀殺が相次いでいます。ガザ南部の病院が機能停止。イスラエルの民よ、因果律を学べ。このままではネタニヤフと共に報いを受けることになります。今の局地的な地獄は未来の全体的な地獄です。他人事にしてはいけない。


他国のみならず、日本でも権力者たちが知恵をしぼってイカサマを考える国であったことが白日の元にさらされました。巨大な疑獄事件です。税金の分配や使い方も無茶苦茶でしたが、集めたお金の管理も無茶苦茶でした。


政権交代のない硬直した政治政策によって経済格差は広がり、富める者はさらに富み、貧困の中にある人たちはずっと抜け出せずに苦しみの淵をさまよっているような世相、誰もが迷いを深めて漂っているように見えます。


新しい時代の生きたお寺。一人ひとりのために、この門祖会を起点に、妙深寺もまた前進します。


お参詣、ご奉公いただいた皆さま、本当に、本当に、ありがとうございました。


ありがとうございます。

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