2008年11月15日土曜日

平成20年度 高祖会

 平成20年度の高祖会が奉修される。
 今日、土曜日は10時30分から第一座。明日、日曜日は10時から第二座、11時30分から第三座が奉修される。天気予報は雨マーク。週末にかけて崩れるという予報。有難い。最初から雲一つないという予報が出ると気が緩むが、天気予報がこうなっていると、天候を気にしながら盛大奉修のご祈願をさせていただける。本来、願主が一つになり、これを機に信心増進させていただくために、天候を気にするご信心があるのだろう。私が住職になって8年。お会式で雨が降ったのは1度。その他のお会式は、いつも天気予報でドキドキするものの、当地域だけ晴天のおはからいをいただく。ご奉公者の随喜も広がる。
 今回の高祖会には、韓国から約20名の団参をいただいていることと、韓国の姜御導師に第一座の御唱導をいただく。何より、名古屋・建國寺の石川御導師に御唱導をいただいて、「立正安国~社会の安穏・人々の平和のために~」をテーマに奉修させていただく。この時代に、なくてはならない生き方、ご信心のあり方を感得させていただこうというものだ。天候に左右されることなく、社会情勢の悪化にひるむこともなく、そこでご信心を奮い起こして、お祖師さまの「天も捨てたまえ、諸難にもあえ。身命を期とせん」というご信心の一分でも汲ませていただきたいと願う。
 また、今回の高祖会では、ちびっこが法鼓のご奉公をしてくれることになっている。何ヶ月も前から、本堂の地下で練習をしてきてくれた成果を、お参詣の方々に見ていただこうというものである。妙深寺の薫化会は、会長の佐々木さんを筆頭に、お母さん方やお世話係など、たくさんのご奉公をいただいて年々子どもたちが増えている。特に、佐藤さんや進之介くんのリーダーシップもあって、子どもたちが喜べるプログラムをつくって楽しませながら、その名の通り「薫育教化」してくれていると思う。
 練習の成果、どうかなぁ。さて、妙深寺のみなさん。予定など入れていませんよね?高祖会です。ここでお参詣できなければ、妙深寺のご信者さんと言えないほど大切な日です。お祖師さまの祥月ご命日に併せて奉修させていただく大きな法要です。自分の親の命日に手を合わせない人がお守りをいただけないように、日々に御利益をいただくご信心の源に位置するお祖師さまの祥月ご命日に併せて奉修される高祖会を外していて、どうやってお守りやお導きをいただけるというのでしょう。ぜひ、万難を排して、お参詣させていただきましょう。
 御教歌「道遠く 雨ふる時の参詣は 信心つよきしるしなりけり」

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