2014年7月13日日曜日

息子へ

日曜日が13日。

お祖師さまのご命日で、お総講で、1ヶ月間に及ぶ夏期参詣の最初の日。

お総講終了後、全教区、全教養会、ボーイスカウト・ガールスカウトから、上半期のご奉公の報告もいただきました。

重なり、重なり、大切なご奉公が重なって、今年後半のご奉公について思いを深くさせていただきました。

誕生日のプレゼントとして、息子はスマホが欲しいと言いました。

みんな持ってる。みんなやってる。

確かに、それはそうかもしれません。

僕も、ハイテクなことも嫌いではないし、ネットを通じて息子に幅広く学んで欲しいことはあります。

しかし、断固として、ダメだと言いました。

簡単に、世界を見る前に、驚きながら、身近にある世界を見て欲しい。

簡単に手に入る情報ではなく、苦労しながら情報を手に入れて欲しい。

スポーツを愛して欲しい。

若い時に、大いに競ってもらいたい。

負けた時の、やり馬のない悔しさも、味わって欲しいな。

スマホに目を落とすよりも、通り過ぎてゆく風景に感動してもらいたい。

電車の窓から見える風景に、感じるんだ。

通り過ぎてゆく家々の中の、家族の暮らしに思いを馳せたり、一瞬しか重ならない人の顔に何かを感じてもらいたい。

僕は、線路の横を走る排水溝か何かが、スピードに応じてグニャグニャと見えるのが不思議だったな。

そういう風景を、スマホに映る情報よりも、大切にして、見て欲しいんだ。

若いから。

今だから。

ずっとは、言わない。

たくさんの経験をして、その後で、自分でいくらでもハイテクな機器を手に入れて、世界中の情報にアクセスしたらいい。

その感動も、分かる。

でも、その前に、ベーシックな、人間として、この地球に生命を受けた僕たちの、贅沢として、たくさんのものを、しっかりと自分の目で見てもらいたい。

大自然の中を走り回る、息子2人。

とっても、きれいだった。

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