ネパール大地震復興支援勧募について
さる4月25日の日本時間午後3時11分、ネパールの首都カトマンズ北西約80キロを震源とするマグニチュード7.8の大地震がおき、27日付けの朝日新聞朝刊では死者数が2500名を超え、けが人も5000名近くにのぼると報じられました。
インド・ビハール州東部やチベットでもそれぞれ58名と17名のかたが亡くなっています(ビハール州ガヤにすむ、妙深寺信徒シェーカーさんとその家族は無事です)。また余震も数十回にわたり続いているとのことです。
この地域は、妙深寺インド親会場のあるラージギルから400キロほどの距離で、横浜・陸前高田間が約500キロですから、それよりも約100キロ近く、自動車で9時間ほどの距離です。
過去80年で最大といわれるこの地震により、首都カトマンズでは世界遺産登録地をふくめ、ひろい地域で建物が倒壊し、電気や水道が損害をうけ、街は停電、政府は国家緊急事態宣言を発令、学校は数週間の閉鎖が決定されました。エベレストのベースキャンプでもなだれが発生し、50代の男性日本人ひとりをふくむ、17名の死亡が確認されています。
さらに周辺地域の被害状況は未だくわしいことはわかっておりません。1月の妙深寺オープンデーで「ガール・ライジング」という女性差別をとりあげたドキュメンタリー映画を上映していただいたNGO団体・プランさまをはじめ、さまざまな支援・救援のための調査隊が現地に入り、インド、中国、アメリカ、日本など世界各国・各機関から救援部隊がかけつけている状況です。
妙深寺では、東日本大震災の経験と南アジアとのご縁をかんがみ、なんらかの支援をおこないたいと考え、情報収集をはじめましたが、まさに東日本大震災のときの陸前高田や大船渡と同じことがおきています。
今後どのような支援活動が展開できるか、できればスリランカやインドのご信者さんと力を合わせて現地に入らせていただきたいとも考えますが、まずは義捐金のよびかけをさせていただきます。どうかみなさまには、4年前の東日本大震災を思い返し、それぞれにおこころを添えていただきたく、お願いをもうしあげます。必ず被災した方々の手にお届けできるようにご奉公させていただきます。
重ねて、救援活動の進展を祈り、犠牲者のご冥福を願うばかりです。
よろしくお願いいたします。
平成27年4月28日
妙深寺
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