立教開宗の日、朝から不動産屋さんに同行し、そのまま神奈川区役所に来ています。
生活支援課で、生活保護の申請をお願いしています。
彼は、ずっと一人で、生活保護を受けながら生活をしていましたが、精神的な疾患を抱えていて、良くなるよりも徐々に悪くなっていました。
不安が襲うと、同じ心配事が頭から離れなくなり、安心するように言って電話を切っても、すぐに電話がかかってくるという悪循環。
落ち着いている期間はいいのですが、悪くなると1日に5回から10回の電話が来るようになります。
本人が一番つらいはずです。
ですから、先方の生活支援課の方とも連絡を取り、不動産屋さんをしている小学校時代の友人に、お寺の近くにある、生活保護をいただいている人でも借りられる物件を探してもらいました。
先日、いろいろな意味で最高の物件が見つかり、今日の引っ越しとなりました。
前回、一緒に精神科に行きました。
今日は生活支援課。
診断書には、統合失調症とパニック障害とあります。
彼の場合は、穏やかですが、ただ不安や焦り、後悔が強く出てしまうようです。
お寺の近くで、しっかりと目の届く範囲で、お参詣、お看経、ご奉公をさせていただいてゆけば、必ず良くなると思います。
とし子さんに農園のご奉公を教えていただいたり、平石さんとお看経させていただいたり、旭くんと一緒にお参詣したり、励ましあったり。
絶対にありがたい。
生活保護のまま悪くなってゆくのを見ているのは申し訳ないので、これを貴重な、ありがたい期間だと思って、心身の健康回復を目指します。
とにかく、彼にとって、4月28日の今日がスタートです。
スタートにはこれ以上いい日はないですね。
妙深寺にとっても、新しいスタートです。
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