2016年9月30日金曜日

班長さんへの手紙 平成28年10月号 『役中テキスト』

ありがとうございます。

今月はお祖師さまの祥月ご命日があり、本山でも妙深寺でも、御会式(高祖会)が奉修されます。本山宥清寺ではこの高祖会に併せて佛立開導日扇聖人ご生誕二百年慶讃本山法要を奉修させていただきます。私たちの本山参詣は一年後となりますが、いよいよクライマックスが迫っていることを感じます。

妙深寺は、初代日博上人と先住日爽上人の大きな御徳と皆さまのご奉公をいただいて門祖会と開導会で過去に例を見ないほどのお参詣をいただきました。

誰かに伝えたくなるご信心。

誰かを誘いたくなるお寺

悦びと誇りを胸に抱いて、正々堂々と、真っ直ぐに前を向いて生きてゆける、信行ご奉公を進めてゆけるのが、私たち妙深寺の信徒、佛立教講であって欲しいと願っています。

この度、妙深寺を知らない方々にお渡ししていただく、新しいパンフレットを作成いたしました。

「足りないのは『お寺』ではないですか?」

この言葉を表紙に大きく取り上げています。この言葉は私の率直な気持ちです。

「ご相談をお聞きしながら足りないのは『お寺』ではないかと考えることがあります。

お寺が本来の役割を果たしていたら、世の中も良くなり、人生も明るく豊かになるはずです。

妙深寺は、生きた人のための、生きた人の集う、生きたお寺を目指しております。

葬儀も墓地もありますがお金儲けとは無縁のお寺です。葬式仏教でもなく、新興宗教でもない。

皆さまの暮らしのそばにある普通のお寺を知っていただければ有難く存じます。

普通のお寺は本来のお寺、本当のお寺です。

ぜひ妙深寺にお参りください。

長松清潤拝、」

どうか、一人でも多くの方に、このパンフレットをお手渡しください。

それぞれの人生に欠けた大切なもの、それらがあれば必ずや人生が明るく、確かなものになる、お寺や信仰心を取り戻していただくためにも、生きたお寺・妙深寺を知っていただきたいと思います。

先師上人の御年回の続いた本年。この度の高祖会も、前回を上回るほどのお参りを目指して、前向きにご奉公にお取り組みいただきたいと思います。

高祖会の第一座は私が奉修させていただきます。妙深寺に所属する全てのご信者の皆さま、お友だちやお知り合いにも声を掛けてお参詣いただきたいと念願します。

第二座はブラジルから高崎日現御導師をはじめ、気鋭のブラジル教務の皆さまにご出座をいただきます。このような機会は滅多にあることではありません。すでにご披露いただいているとおり、オリンピックやパラリンピックを支えたブラジル本門佛立宗は、あらためて私たちに誇りや悦びを与えてくださることでしょう。みんなで盛大にお迎えさせていただこうではありませんか。

自分で足を運び、直接お会いし、お聞きしなければ、決して得られないことがあります。インターネットなどでは絶対に手に入れられないものがお参詣の功徳です。

お祖師さまへのご報恩、自分自身の成長や改良、家族の平和や幸せのために、是非ともお参りください。

また、十一月にはネパールの団参が御座います。ほとんどの方が躊躇しておられると思います。しかし、行けば絶対に人生が変わります。価値観が変わります。信心が進み、心が軽く、清々しくなります。私が随行いたします。必ずお守りしますので、こちらへのご参加をお待ちしております。

今月も、共に、ご奉公に精進させていただきましょう。

ありがとうございます。

2016年9月29日木曜日

京都府と京都市のご後援に

いよいよ開催が迫って参りました。


有難いことに、京都府と京都市が、「後援」に入ってくださいました。


さらに、京都府教育委員会、京都市教育委員会も、それぞれ「後援」に入ってくださったのです。


教育委員会さまが後援に入ってくださいますと、学校でチラシを配ってくださったり、ポスターを貼ってくださったり、本当に大変なお力添えになります。


もう、何と申し上げていいか、今までの、すべてが、ありがたいです(涙)。ご奉公いただいた皆さまのおかげです。


京都府、京都市、教育委員会さまが認めてくださったこと、それに報いるためにも、何としても頑張ります。


昨年は12000名の来館をいただいた京都佛立ミュージアム。その内、ご信者さまが20%、一般の方々は80%を超えてご来館くださいました。


重ねて、社会に向いて、実りある展示を実現したいと思います。


どうか、よろしくお願いいたします。


2016.10.09

幕末維新の仏教改革者「長松清風 展」

幕末維新の仏教改革者

長松清風

 

2016108-20171015

京都佛立ミュージアム

入場無料 平日 10— 16 土日祝 10— 17

休館 月曜日 (※但し、月曜日が祝祭日及び 25日のときは開館、翌日代休。)

 

主催:京都佛立ミュージアム

協賛:本門佛立宗

協力:京都市歴史資料館・高知県立坂本龍馬記念館・東映太秦映画村・本門佛立宗本山宥清寺・誕生寺・大津佛立寺・義天寺・長松寺・神戸佛立寺・清風寺・本成寺・長松家・梶本家

後援:京都府・京都府教育委員会・京都市・京都市教育委員会


-----

 

幕末。

京都。

僧侶でありながら

デザイナー?

イラストレーター?

書家か?

歌人か?

あなたは知られざる偉人を

知ることになる。

 

 -----

 

人びとを魅了し続ける千年の王城、京都。


花の都、月の都、水の都。


京言葉。京料理。京町家。


知れば知るほど奥がある。


訪れるたびに発見がある。


幾たびも心満たされる。


何層にも積み重ねられた深さこそ京都の魅力です。


此処に知られざる物語があります。


時は幕末、この京都に生まれ、後の日本社会に大きな影響を与えた一人の傑僧がおりました。


彼の名は長松清風。


書家や歌人、学者や芸術家として名を馳せていた清風は、そこに止まることなく、むしろその地位を捨てて仏道を志しました。


幕府のみならず仏法からも人心が離れていた江戸時代後期。


彼は人類普遍の価値を持つ仏法を再生させ、その実践者として知らぬものがないほどの僧侶となりました。


生粋の京都人らしい洒脱さ、特有のユーモアやアイロニー。


クリエイティブな意匠の数々。


何より宗教家としての情熱、信念。


日本の夜明けと共に現れた幕末維新の仏教改革者 長松清風。


知れば知るほど奥がある。

 

新しい発見にあふれた京都佛立ミュージアムにご来館ください。

種まきが大事

京都から一目散に横浜へ戻り、留守中の溜まりに溜まったご奉公を終えたら朝。


今朝は一希くんの尽七日忌にあたり、まごころを込めて、語りかけるような気持ちで、ご回向させていただきました。


ちょうど今日は金吾さんの二七日忌にもあたりました。まごころを尽くすこと。感謝をお伝えすること。南無妙法蓮華経ー。


先日、妙深寺の本堂の屋上に、大きな木が生えてしまっているのが分かり、あまりにも危ない場所なので僕が切りに上がりました。


久しぶりの屋上、とても清々しい。


排水溝の、ほんの少しの間から、大きく茂った木。雑草もたくさん。


ごめんね。ごめんなさい。


そうつぶやきながら、切らせていただきました。


こんな高い場所まで飛んできて、こんな風に成長するんですね。


すごい生命力、いや、それもそうですが、やはり種が大事なのですね。


まかぬ種ははえぬ。


まいた種ならば生える。


人生も、種まきが大切。


結果も大事だけど、種をまかなければ、種まきの大事を知らなければ、何にもならないのだから。


準備が大事、練習が大事、種まきが大事。


当たり前だけど、それがなかなかできないなのが僕たちだから。


今日は修学塾です。弘通学の授業を担当します。

2016年9月27日火曜日

佛立開導日扇聖人ご銅像完成披露式典

今夜、佛立開導日扇聖人ご銅像完成披露式が奉修されます。

日没後、19時から本山宥清寺の境内に、石畳に沿って小さな燈籠が立ち並び、幻想的な雰囲気の中で、除幕式ではなくライトアップによるオープニングセレモニー。

私たちはこの荘厳な法要を、全国、全世界の方々にお伝え出来るようにご奉公させていただきます。

今朝、本山教務会に出席してお願い申し上げたり、京都市歴史資料館を往復したり、ずっとバタバタです。

それでも、10月8日から始まる京都佛立ミュージアム主催「幕末維新の仏教改革者 長松清風展」に、京都市教育委員会さまが後援に入ってくださることになり、感激しております。

このことは大変に意義のあることで、広報させていただく範囲がとても広くなります。

心から、ありがたく思います。

古い古い写真を探して、見ていました。

本当に大切なことです。その根底にあるものを見て受け継がなければなりません。

今日は17時47分が日没。

開導聖人のご銅像の後ろに、美しい空が広がり、ひと筋の飛行機雲がキラキラと輝いていました。

ありがとうございます。

2016年9月26日月曜日

秋を感じる京都

京都は今日も美しい。

少し暑かったけれど秋を感じます。

次男と波乗り

昨日、夕方から京都に帰り、今日からのご奉公に備えようと思っていたのですが、予定を変更しました。

ここから、ご生誕200年の慶讃本山法要まで、長く京都のご奉公が続きます。もちろん、数日は戻ってくるのですが、翌日には移動という過密なスケジュール。

母もまだ入院していますし、子どもたちとの時間が全くありません。

昨日の午後、ほんのちょっと時間が空いたので、生協の近くにあるモスバーガーまで連れて行こうと思ったのですが、どうせなら予定を変更して山下公園あたりを散策するか、いやどうせなら本牧、いや八景島、横須賀、葉山、と考えている間に、山井くんのところまで行ってしまいました。

永田のことも、話をしたかったから。

清顕師の長男、円蔵くんも一緒に連れて行きました。円蔵は、海に行ったことがなかったというので、とてもいい思い出になりました。

そして、山井が、次男坊に「どうせなら海に入りなよ。ウェットスーツもあるし、波乗りしなよ。やりなよ。」と言ってくれて、こんな時間のない中で、そりゃあ無理だろうと思ったのですが、あれよあれよと言う間に、ほんの30分くらい入ることに。

次男にとったら、人生初のサーフィンです。

店先で簡単なレクチャーを受けて、次男もやる気まんまん。目の色が変わりました。

僕も、山井くんの言われるままに着替えて、次男と一緒に海に入りました。

何年ぶりだろうなー。変な住職ですね、ごめんなさい。サーフィンも、ジェットスキーも、卒業して何十年も経つのです。ご奉公に夢中でそれどころではありません。

でも、昨日は次男のボードを押して、練習に付き合いました。ほんの30分。

水が大好きな次男は、小さな小さな波ですが、何とか一本波に乗って、立つことが出来ました。

記念日ですね。こんな風に、記念日になるんですねー。

教えていると、山井くんが僕のためにもボードを持ってきてくれたので、ちょっとだけ乗ってみました。

不思議なもので身体が動き、2本ほど立って波乗りを楽しむことが出来ました。

やっぱり変なお坊さんですね。ごめんなさい。

とにかく、申し訳ないくらい、日曜日なのに、そんな数時間を過ごすことが出来ました。

二階でもフルーツを差し入れていただき、次男と円蔵くんが美味しくいただきました(涙)。

次男もかわいがっていただいて、帰宅してからも興奮していました。

5年後、こいつが海に通うようになったら、大変だなー、と思いつつ、自分のことを思い返すと何も言えない。

昔ながらの海の仲間はやっぱり最高でした。

朝の新幹線に変更してよかったです。また一生の思い出です。記念日です。すべてに感謝ですー。

運動不足のおじさんだから、朝から身体が痛くて大変。腰が動かん。

今日からは京都で重要なご奉公、しっかり気張らせていただきます。

ありがとうございますー。

2016年9月24日土曜日

100万人のクラシックライブとボーズバー

100万人のクラシックライブ、今日も盛大に開催されましたー。

本当に、お寺にとっても有難く、参加される方々にも大変喜んでいただけて、演奏家の方々にとっても素晴らしい機会という、誰もが幸せになる、すごいプロジェクトであることを、今日もつくづく、しみじみ、感じました。

明日は博多光薫寺さまでの開催。100万人のクラシックライブ、すっごいですー。

ありがとうございます。

ボーズバーも満員御礼、愉しく有意義な夜になりましたー。

遠方から来てくださった方々、Facebookを見て来てくださった方もたくさんご来店くださり、感激しましたー。

ハッピーバースデー!

本当に、今日も充実した一日となりました。

ありがとうございますー。

開導聖人の書は3Dでした。

長松清風。

幕末維新の仏教改革者。

佛立開導日扇聖人。

ご生誕200年を目前に控え、満を持してミュージアムや記録のご奉公に臨ませていただいております。

この度は大変なご協力をいただいて、開導聖人の「御遺墨集」から撰ばせていただいた御真筆の書画を、お借りすることが出来ました。

本当に、このようなことは大変に珍しく、滅多にあることではありません。

神戸佛立寺さまからお借りした大屏風は、開導聖人のご遷化から126年間、外にお出ましになったことの無い宝物中の宝物。

今回のお願いに快くご協力いただいた寺院、御導師、ご住職、皆さまに、心から感謝しております。

お名前を列挙することも憚れるくらい、前後や上下なく、感謝、感激でした。

謹んで、厳かな本山宥清寺の二の間、三の間に開かせていただきました。

そして、ドキュメンタリーのように、京都のデザイナーとして知る人ぞ知る、石川九楊先生に師事し、石川九楊先生の徹夜の書道合宿に何年も通われて研鑽を続けてこられた、佐々木まなび先生にお出ましいただき、お言葉を頂戴しました。

本当に、素晴らしい内容になりました。

インタビューの内容は、京都佛立ミュージアムの「長松清風展」でもご覧いただけるようにします。

そして、歴史ドキュメンタリー映像『長松清風伝』にも、ミュージアムの図録にも収録させていただく予定でおります。

ご生誕200年を尊い機会として、いろいろな角度から開導聖人に光を当てさせていただきたいと思います。

「墨の濃淡ではなく、奥がある、奥行きのある書」

「一本の線の中に、奥へ、奥へ、と、奥行きがあるのを感じます」

数ミリの、薄い紙の中に、無限の空間を生み出すのが書の真髄と。

まさに、魂を硯ですり、墨に流し込みながら、表していただいたものが、私たちのいただいている御本尊さまであり、開導聖人の書でした。

あらためて、たくさん気づかせていただいた、貴重な貴重な収録となりました。

ありがとうございます。

それにしても、京都佛立ミュージアムのスタッフの方々、ボランティアの方々は、お教務さんも
ご信者さまもおられるのですが、いつでも制作会社に就職できるレベルまで達していて、すごいです。

外ロケのように、冷たいお水やお茶が用意されているのはもちろんのこと、先生へのお茶菓子まで完璧にご用意いただいていました。

いつもながら、朝から晩までのご奉公、ありがとうございました。

今日は14時から横浜妙深寺で100万人のクラシックライブです!

そして、夜はボーズバーですー!

いま、向かっております!

とにかく、開導聖人の書は3Dでした。

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...