空からのお参詣。
今日は特別な日。
9月となりました。
おついたち、おめでとうございます。
しかし、僕にとってはそれだけではありませんでした。
あっという間に時が流れ、今朝は一希くんの三七日忌。
不思議なもので、桂川でご回向させていただいたのは25日で、二七日忌に当たっていました。
そして、今日。
大切な方の祥月ご命日でもあり、朝一番から、しっかりご回向させていただきたいと、本堂に向かいました。
空を仰ぎ、亡くなられた方々を想い、ご宝前でお参りさせていただいていました。
すると、本堂の、ご宝前の上に、美しい、黒アゲハ蝶が止まっているのに気付きました。
特別な日の、特別な朝だと思っていたので、本当に特別に感じてしまいました。
蝶々も、花から花へとお食事をしたり、忙しく羽ばたいて、飛んでゆかなければならないだろうに、ずっと、1時間半の朝参詣の間中、ずっとご宝前の近くに止まっていました。
御題目の声、木琴、凡鐘など、繊細な羽でその響きを感じるのではないかな、なんで飛ばないのかな、と考えていました。
空からのお参詣。
この世界にはたくさんの命が満ちていること。
まるで、数かぎりない命の中から、大切な方々の命のかけらが舞い降りてきてくださったような、そんな気持ちになりました。
この響きを聴きながら、納種在識 永刧不失、またこの蝶々の命とも、御法のご縁の中で巡り会うことになると思えば、とても嬉しくもなりました。
今日、9月1日は、お世話になっていた秀さんの奥さま、由美さんの13回忌の祥月ご命日でもありました。
大切な朝を過ごしました。
境内には、サルスベリが美しい花を咲かせています。
菊香荘の門前でも咲いていて、美しいなーと思っていました。
妙深寺のサルスベリも負けていないな。
最近サルスベリを見直してます(笑)。
この後、10時から9月の月始総講を奉修させていただきます。
今月も、どうかよろしくお願いいたします。
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