2018年10月14日日曜日

守り人
















お彼岸の前、妙深寺の境内に素晴らしい水場が出来、本当に有難く思っています。


妙深寺の守り人、黒崎とし子さんと松本健夫さんが手作りで作ってくださいました。


妙深寺には「みつざわ霊園」「さくら霊園」「第二本堂納骨檀」「寂光塔」があります。


当然ながらお墓参りをされる方も多くいますが、長年きちんとした水場がありませんでした。申し訳ないことでした。


それを、こうして綺麗に整備してくださったことは、本当にありがたいことでした。


しかも、それだけではなく、とし子さんらしい、うっとりするくらい素敵な看板も作ってくださいました。


「まずは本堂にごあいさつ」


この看板をご覧になって、いつも第二本堂に直接行っておられた方がお彼岸の本堂にお参りし、自然にお看経なさっていたと聞きました。


そんなご家族の喜びの声を聞き、さらに有難く、感激でした。


そして、横浜市営地下鉄の三ツ沢上町駅に向かう階段の角に、さらにさらに素晴らしい看板が立ちました。


先日の台風で倒れた杏の木をもとに、心の和む看板を作ってくださったのです。


道行く人の目につくように「ありがとうございます」「妙深寺入口」「地下鉄ブルーライン 三ツ沢上町至」と優しい文字が語りかけます。


本当に、ありがたいです。


とし子さんの法城護持のご奉公、本当にありがたいです(涙)。


実は倒れてしまった杏の木に、元気だった若木を接ぎ木して、生き返らそうともしてくださっています。


繋いだ場所を苔で包み、3ヶ月くらいしたら、また息を吹き返してくれるはず。


新しい役割を始めた杏の木を、生まれたばかりの子供が見つめているみたい。


「ネイティブアメリカンの植物学者が語る、科学・癒し・伝承」、ロビン・ウォール・キマラー著『植物と叡智の守り人』にも通じますー。


みんなが、妙深寺の森と、仏教の叡智の守り人です。


この法の城に心を寄せて、守り伝えようとご奉公させていただけば、失われたバランスも取り戻せるはずです。


虫や動物や植物たちの声に、耳を傾けてみましょうー。


ありがとうございます。

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