2018年10月21日日曜日

種まきを敬う














ブラジルへの出張命令が下り、急きょ今月末にブラジルへ行かなければならなくなりました。


宗門での新しいお役目を果たすべく、最善を尽くしたいと思います。


いま、スリランカは朝の7時前。


9時半からブラジルの高崎御導師、鈴木英信師、ご信者方をお迎えして特別御講を奉修させていただきます。


今回のスリランカ出張も悩みましたが、月末の突然のブラジル出張もあり、やはり責任ある大切なご奉公ですので、決断してよかったです。


以前、ブラジルで古参の方にお聞きしました。


その方から「なぜ、スリランカでご弘通が発展していると思う?」と逆に質問されました。


私が迷っていると、その方はいいました。


「日本からブラジルへ移民する時、乗っていた移民船がセイロン(当時のスリランカの呼称)に停泊した。その時、私はセイロンで南無妙法蓮華経と御題目を唱えた。今はその種が芽を出しているのだ。」


ちょっと傲慢に聞こえるかもしれませんが、佛立仏教徒であれば分かるはずです。


この宇宙は、種があり、その種が熟し、芽を拭いて脱穀され、また種を蒔き、という大いなる因果の巡り合わせの中にあります。


何事にも原因があって、結果がある。


だから、いい種をまけば、いい結果があるし、悪い種をまけば悪い結果がある。


最初にプラスを取れば次はマイナス、最初にマイナスを取れば次はプラス。


単純なことです。


だから、冷たいかもしれないけれど、誰のせいにもできない。誰かのせいにしている間は幸せにはなれない。


いい種をまいておくこと。種をまいた人を尊敬すること。


私はこの方のお話を聞いてとっても感動しましたし、私も日本中で、世界中で、そんな話ができるようなご信心やご奉公をさせていただきたいと思ったのでした。


生きとし生けるものが幸せでありますようにー。


昨日、空港で皆さまをお迎えしましたが、4年前に一緒にインドを巡った田中ファミリーのフェルナンデスちゃんと再会しましたー!


清行師が得度を決意したインド団参です。


あの時14才だったフェルナンデスちゃんは17才になっていました。


うれしい再会でした。


では、今日もよろしくお願いいたしますー。


ありがとうございます。

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