2018年10月24日水曜日

創業者の価値観














今夜は満月。


小田原にあるインシー湘南店で、ボウズヨガのレッスンが行われます。


本日は妙深寺の清水清康師が担当しますので、よろしくお願いいたしますー。


昨夜、そして今日と、無事にお見送りのご奉公をさせていただくことが出来ました。


ご家族の愛情、真心のこもった、お通夜、告別式でした。


万感の想いを、ご挨拶に込めさせていただきました。なかなか上手にお伝えできなかったと思いますが。


平成17年(2005)6月号の『妙深寺報』に、喪主である奥さまが心情を吐露された記事が掲載されています。


私は佛立教務として大きな責任を背負っています。これからも背負い続けて、ご奉公させていただきたいと思います。


インターネットにアップル社についての記事がありました。


「倒産しかけていたアップル 危機を救うためにジョブズが変えたこととは?」

https://bit.ly/2PTOMMg


この記事には「組織がいつまでもイノベイティブであるため」のヒントがあります。アップルはどこで間違い、そして、いかにして復活したか。


アップルは世界で最もイノベイティブな人びとが創業し、だからこそ最もイノベイティブな人びとが集まり、本当に人間の暮らしや社会、世界まで変えてしまうほどの影響力を持った企業、集団、組織でした。


しかし、ずっとそうだったわけではない。何度も危機が襲いました。今でもそうかもしれない。


創業者のスティーブ・ジョブズがアップルから去っていた20年、あれほど影響力を誇った企業の輝きは失われ、業績は低迷し、身売り話まで出ていました。


そこに戻ったジョブズが考えていたこと。なぜアップルは凋落したのか。


以前は興隆していて、勢いがあったのに、いつの間にかどうしようもないほど落ちぶれてしまう。


どの世界にも共通します。


ジョブズはその原因を「価値観の変化」と考えていた。


価値観が変化すると、企業文化が変わり、製品のつくり方や社員の採用の仕方、評価のあり方などもすべて変わってしまう。


何よりも大切なことは「創業者のこれほど強烈な価値観を後継者たちが受け継いでいけるのかです。」とあります。


現在のアップルを率いるティム・クックの言葉も紹介されていますが、後継者がこういうスタンスだからジョブズ亡き後も何とか躍進を続けられるのだと思いました。


あらゆる権力は腐敗します。あらゆる組織は低迷もし、腐敗もし、血栓や動脈硬化を抱えるものです。


しかし、それを超える「魂」「スピリット」を大切にしてきた組織は再生し、生き残ってゆくのです。


「価値観が変化してはいないか」という問いを、常に持っていなければならないということであり、そのことに気づかせること、そこに立ち戻り実際に成果をあげる人こそ、真のリーダーなのだと思います。


今夜は満月。


横浜の港に浮かぶ満月。


そこに、一群の雲が流れてゆきました。


京都生まれなのですが、横浜が好きで仕方がありません。


京都も好きですが、横浜も大好き。


マツコ・デラックスさんに叱られそうだけど、美しくて、いい街です(笑)。


そう、街も、愛される街であり続けるために、ずっと変わらない価値を見つけ、それを守ってゆかなければなりませんね。


世界中、どの街も同じような開発が行われ、同じような看板が並んでいるようではその街だけの価値が失われてしまう。


今の国際空港はどこもかしこも同じような店が並び、つまらない商店街になってしまっています。それと変わらなくなってしまいますから。


つくづく「価値観の変化」は恐ろしいのです。


そして、様々な理由によって、ほとんどの場合は善意や賢明な判断として、価値観は変化させられてしまうものです。


創業者の強烈な価値観を大切にしたいものです。

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