2021年5月9日日曜日

必ず乗り越えられる


























土曜日と日曜日、午前と午後に住職による教区御講を奉修させていただいております。


御法門ではネパールのご奉公についてお話をさせていただきました。


4月25日、ネパール大地震から6年目。カドゥカ清地師がネパール別院のご宝前でご回向の一座を勤めてくれました。題目塔に並んでお焼香している姿、御法門している姿、頑張っている姿を見て、涙が出ます。


ここまで来たことが奇跡であり、こうして維持できていることが奇跡であり、これから未来へ向かうことも奇跡です。


つまり、いつダメになってもおかしくなかった。いつでもダメになる自信がある(笑)。途絶えたり、逃げ出したり、いなくなったり、最前線ではいつだってそんなことばかり。


1つの素敵な話の裏側に、数えきれないほど情けない失敗談があります。


6年間。ここまでよく来れたなぁ、よくやっているなぁ、これからもがんばろうな、ということを、しみじみと思い返しながら、涙が出るのでした。


もう無理かな、もうダメかな、という時に、菩薩が現れて助けてくださる、モチベーションを上げてくださる、手を差し伸べてくださる。「変化(へんげ)の菩薩」です。


今回も、そうした妙不可思議なことをつくづく感じました。


また、ネパールで頑張っている清地師を想い、目に涙をいっぱい溜めながらネパールでご奉公したいと言っている清行師を見て、涙です。


御教歌

われ道にす々む心をてらし見て 仏は力そへ給ふなり


とにかく、御法さまにお縋りしながら、精一杯ご奉公させていただこう。そういう心、そうした姿勢の私たちに、み仏はお力添えくださる。


昨日の教区御講でも素晴らしいお話がたくさんお聞きできました。


次から次へと、お仕事を終えて、学校を終えて、若い人からお年を召した方々までがお寺にお参りすること、本当にこの時代だからこそ大切。お参りを身につけていただきたいです。


安彦志津枝さんがお参りくださいました。大きな節目を迎えられるので、ご宝前で記念写真を撮らせていただきました。


20年近く前、若い住職と一緒に御講に廻ってくださった日々のこと、忘れられません。1ヶ月に最低12席はご一緒くださいました。同じ御法門を12回も聴聞されていたことになります。本当に、ありがたかった。忘れられないご奉公の思い出です。


みんなで功徳を積み重ねて、そうした尊い思い出を積み重ねてゆきたいです。


昨日、台湾では盛大に、それこそ国家を挙げて、金沢市と国際中継を行いながら八田與一技師の墓前祭と嘉南大圳起工百周年のイベントが開催され、大盛況だったようです。本当に意義深く、素晴らしいことです。その精神を受け継ぎ、私たちの時代にも実現してゆきたいです。様々な国で。


今日も11時と13時半から御講を奉修させていただきます。


ありがとうございます。

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