2017年10月11日水曜日

国宝『立正安国論』影印本










『立正安国論』


昨日の午後、池上本門寺に隣接する日蓮宗宗務院に伺い、中山法華経寺蔵・国宝『立正安国論』影印本をお預かりして参りました。


京都佛立ミュージアムの次回展示で使用させていただきます。


昨日はじめて常々は宗務院一階のロビーのガラスケースに展示されているものと知りました。


そちらを当方のために来年の5月上旬までお貸しいただきましす。


その期間、ガラスケースは空になると(汗)。


宗務院の事務所入り口にも、2つも京都佛立ミュージアムのチラシを置いていてくださり、本当にありがたい。


「僕が来るから置いてくださったのではないですかー(笑)?」とお聞きしましたがそうではなく、結構人気があるそうでとても嬉しかったです。


お祖師さま、日蓮聖人の御本意をお伝えすべく、次回展示もしっかりと作り込んでゆきたいと思います。


『立正安国論』には、次のようなお言葉があり、本日から始まる教区御講でも拝見させていただこうと思っています。


「而るに盲瞽(めいこ)の輩、迷惑の人、妄(みだり)に邪説を信じて正教を弁えへず。故に天下世上諸佛衆経に於て捨離の心を生じて擁護(ようご)の志無し、仍(よ)て善神、聖人国を捨て所を去る。是を以て悪鬼、外道災を成し、難を致すなり」


「それにもかかわらず、目や聴力を失ったかのように、迷いを深め、さまよう人たち、物の道理が分からない人、いたずらに間違った、とんでもない教えを信じて正しい教えをわきまえない人が多くいます。

ですから、天下にいるほどんとの人たちが御仏や尊い御経を捨てたり、そこから離れたりする心を起こし、守る気持ちや志もありません。

こうして、この国を守る善神も、聖人は私たちをお見捨てになり去ってしまいます。そこに代わって悪鬼や外道が入り込み、災いを起こし、様々な難を起こすのです。」


正法正師に出会うこと、正法正信することは、大変に難しく、稀なこと。


開導聖人の「高祖御一代記」と題された御指南の一節。


「己が教化を蒙りたる仏の御慈悲の事を思い出でて、われもかようにして謗法の火の中を逃れ出たり、かやうにして御利益は蒙りたりと、人にも語り、力に応じて慈悲をさきとして、深切に人にさとし、水の中、火の中を出さんと心がけたるが、男子も女子も、随力演説と云ふ経文の如く也」


しっかりしなければなりませんー。

2017年10月10日火曜日

難しい


必死にやっているつもりなのですが、息子の受験のことをしっかり出来ていない自分を情けなく思います。


丁寧に、一語一語自筆で書いた受験資格確認申請書でしたが、最後の最後で修正が必要とのこと。


うかつでした。一文字。


先程、京都の中学校から連絡がありました。


今日が期限とのこと。コピーは不可と。


東京を走り回っている自分には何も出来ず、結局は博子姉に書いてもらうことになってしまいました。


本当に情けない。


仕事をしながら一人で子育てしている方は、一体どうやってやっておられるのだろう(涙)。


本当に、本当に、本当に大変だと思います。


子どもに精一杯の愛や時間やチャンスをあげたいけれど、


特に、学校、受験、難しい。


なんでこんなに難しいのだろう。


試験の問題だけではなく、こんなバタバタな家庭はダメだと思われてしまいますね。


先生にも謝罪し、息子にも、みんなにも申し訳なく、何より自分が情けない。


子育て、本当に大変だと痛感しています。


自己嫌悪になりながら、横浜に向かっています。

三鷹駅







朝一番から動き出し、中央線で三鷹駅へ。


北口を出て待ち合わせの喫茶店。無事に京都佛立ミュージアムの次回展示の打ち合わせが終わりました。


昨夜も原稿を書き続けていて、少しウトウトしても頭から離れず、2時半には起き出して書いていました。


今日お会いした小美濃清明先生は、幕末史研究会の会長、全国龍馬社中副会長であり、龍馬没後150年にあたり角川書店から『坂本龍馬大観 ~没後150年目の真実~』を出版されます。


出版不況の中、坂本龍馬に関する本もキワモノばかりになっている昨今。


硬派の、正統派の龍馬研究家が、強引なトンデモ説ではなく膨大な資料を丁寧に紐解いてくださることは本当に貴重です。


先生はまだまだ書き足りないと仰せでしたが、没後200年まで確実に残るであろう価値ある一冊に違いありません。


先生から、この京都佛立ミュージアムの挑戦に、重ねてお褒めの言葉を頂戴し、身が引き締まりました。


関家新助先生のレジメをお渡しすると、重ねて感動くださっていました。


こうした研究成果の融合は、未来の糧になると信じます。


まだまだ、まとめなければならないことがたくさんあります。


久しぶりの中央線。


電車に乗っていて、心から驚くのは、心に何らかの疾患を抱えている方の多さでした。


半数以上、あるいは7割以上の方々が、大変な生きにくさや、大きな心の闇を抱えて生きておられると感じます。


今日から総選挙が始まりました。


この国にとって、大切な節目となってしまう選挙。


投票日は妙深寺の高祖会と重なっておりますが、絶対に投票に行っていただきたいと思います。


18才の青年たちに投票権が与えられた、最初の選挙。


京都佛立ミュージアムの次回展示では、明治維新の影に光を当ててゆきます。


「明治維新」という言葉は王政復古の当初使われていない言葉でした。


明治も数年が過ぎてから、為政者たちが血で血を洗う権力闘争、権謀術数の数々を隠し、それらを美化する標語として生み出したと言われています。


歴史的にも思想的にも「復古」と「維新」は異なる意味のはずですが、これを相互に補完させて近代ナショナリズムが誕生しました。


この矛盾、この事実を、真正面から受け止めなければ「日本国」を理解することは出来ないと思うのです。


暮夏思想、朱子学、山鹿素行、本居宣長、平田篤胤。


山鹿素行の『中朝事実』には次のような言葉があります。


「仏教を禁じて、儒教にこそ人倫が存することを顕彰したまい、また日月の明るく照らすように人道が知徳に基づくことを明示たまう」


「中朝たるわが国は、神国にほかならない。天神地祇、つまり天地の神を皇室の祖先としている。つまり天地そのものが宗廟の神にほかならない。」


「仏教の如きは徹上徹下悉く異教なり。およそ西域は外朝の西藩なり。その水土西に偏り、天地・寒暖・燥湿甚だ異なり、民のその間に生ずるものは必ず偏塞の俗あり。釋氏は彼の州(くに)の大聖たり。その水土人物を融通して以てその教えを説く。その道は西域に可(よろし)くしてこれを中國(日本)に施すべからず。夫れ耳を信じ、奇を好むは人情のついえなり。何れの時か否(しからざ)らんや。釋教ひとたび通じて人皆これに帰し、天下終に習染してその異教たることを知らず、牽合伝会して神聖を以て仏の垂迹と為す。猶ほ腐儒が太伯を以て祖と為すがごとし。あぁ、是れ何ということぞや。」


全く、海援隊の『閑愁録』にある「天竺の仏法と云ふべからず。皇国の仏法なり。」という言葉と異なる論旨です。この考え方、偏った狂信的な思想が、幕末には多数を占め、為政者の思想信条となっていたことを忘れてはならないはずです。


しかも、この『中朝事実』を、明治天皇のために殉死したといわれる乃木希典は、その死の直前、2日前に、幼い昭和天皇(11才)に謁見し、自ら書写して手渡しています。


「ご成人あそばされ、文字に明るくおなりあそばした時には、必ずお読みくださいますように。」


学習院の院長、つまり昭和天皇の通っていた学校の校長先生にあたる乃木は、こう語って手渡したと伝えられています。


大正元年以降、どれだけ多くの出版社から『中朝事実』が次々と出版されたことか。


英国公文書館に眠る『藩論』は、著者不明とはいえ日本人が唱えた最初のデモクラシーが書かれていると絶賛されています。


議会制民主主義の確立を謳い、天皇親政すら政権担当能力がなければ行うべきではないということが明記されています。


明治元年の12月、このようなことを書いて出版するのは大変な覚悟のいることで、思っているだけでも罰せられるほどだったはずです。


しかし、龍馬暗殺から1年後、残された同志たちはこれを出版した。


英国公使パークスは驚愕し、英訳して英国外務大臣に書簡を送ったのです。


あ、次の予定が迫ってます。移動しなければ。


教えざるは師の失(とが)、学ばざるは弟子の失(とが)と言われます。


がんばろう。

2017年10月8日日曜日

佛立開導日扇聖人ご生誕200年 慶讃本山法要













佛立開導日扇聖人ご生誕200年 本山慶讃法要が、見事な晴天の下で盛大に奉修されました。


本当に、これ以上ないほどの素晴らしいお天気でした。


昨年の秋に始まった全4回の慶讃本山法要も、すべての日程を盛大裡に奉修され、円成できたことになります。


本当に有難いですー(涙)。


今日はフリーWi-Fiを本山境内や法悦殿に設けて「本門佛立宗アプリ(佛立アプリ)」のリリースも行いました。


たくさんの方がダウンロードしてくださっていました。


登録などの難しい操作もあるのですが、何とかインストールしていただければと思います。


何よりも、今日は横浜・妙深寺から200名の大団参が本山宥清寺まで来てくださいました。


私はゆっくりお話することも出来なかったけれど、慶讃本山法要へのお参詣はもちろん、京都佛立ミュージアムへの参観も、誕生寺や長松寺へのお参りもしてくださり、身近に自坊の皆さんがいる、皆さんが来てくださった、見てくださった、と思うだけで、元気が出ました。


開導聖人の御徳を称えるべく、全てを捧げてきた数年間。


開導聖人の御姿を厳かに伝える特殊印刷ポスターを皮切りに、歴史ドキュメンタリー映像「幕末維新の仏教改革者・長松清風伝」、京都佛立ミュージアム「長松清風展」、開導聖人の佛立カレンダー、開導聖人タペストリーによる本山の荘厳、ホームページリニューアル、HBSNEWS、「開導をゆく」から「本門佛立宗アプリ」の製作等、感慨ひとしおです。


開導聖人の偉大さ、生きた仏教が、世界の隅々にまで伝わってゆくことだけを願います。


今日はコレイア清行が本山本堂で御法門させていただきました。


まだまだ、始まったばかりですね。


未来は今日の延長線上にあります。


今日なくして明日はなく、努力なくして未来はありません。


人間は中継ぎであると先住は仰せになりました。


僕たちは大事な確信を誰かに受け継いでもらうために、本音と建前を使い分けず、素直であり、正直であろうと思い、精進を続けているはずです。


「雲散霧消」という言葉がありますが、私はこの言葉こそ謗法や罪障の報いと思っています。


バラバラになり、結局消えてしまうこと。


人生を、このようなものにしないために、たとえ辛くても、苦しくても、人は功徳を積むべきだと教えていただくのです。


「辛抱」とは「辛い」を「抱える」と書きます。


自分の思うように、気持ちのいいことだけをしていたら、何もかもがバラバラになり、結局は何も残らず、消えてしまう。


大切なものを、次の世代に受け継いでゆくこと、受け継いでもらうこと。


地球もそうですし、尊い教えもそうです。


雲散霧消させないために、僕たちはこれからもご奉公を重ねてゆかなければなりません。


開導聖人ご生誕200年、まだ今年は数ヶ月ありますが、有終の美を飾るまで、精進させていただきたいと思います。


とにかく、今日、遠く横浜から、妙深寺の皆さんが200名もお参りくださったこと、本当に有難く、涙が出るほど嬉しかったです。


みんなが、揃いました(涙)。


ミュージアムにも、1525名もの方々が来館し、親しく展示をご覧くださいました。


本当に、本当に、ありがとうございました。

叙任式










雲ひとつない秋晴れの京都です。


こんなにいいお天気は、本当に久方ぶり。


今日は横浜妙深寺から200名の大団参が京都に向かっています。


佛立開導日扇聖人のご生誕200年を記念する本山慶讃法要にお参詣させていただきます。


さすが、お天気男女ですねー。


昨日は厳かな中、叙任式が行われました。


私も松本現薫師の親族として参列させていただきました。


すでに弘通家としての軸を持ち、行学はもとより未来の可能性を十分に持っている現薫師です。


教務としての新たな節目。


ここでさらに決意を固め、ご弘通ご奉公に挺身いただきたいと思います。


松本御導師、素江奥さま、裕歌奥さま、ご家族、妙福寺教講の皆さまの笑顔、喜びに、癒された一日でしたー。


さて、今日のご奉公に精一杯頑張ります。

2017年10月7日土曜日

準備








10月も、冒頭から怒涛のスケジュールです(涙)。


なかなか、ブログのアップもできませんでした。


写真が消えてしまったり、いつも使っていたアプリも開けなくなったりしましたが、なんとiOSの修正プログラムをインストールしたらいつのまにか2万枚の写真が戻ってきました!


ありがたいです(涙)。


奇跡、岩石、下関。


4日は京都佛立ミュージアムの会議、夜は長松寺のお総講。


5日は誕生寺の本堂で梶本日裔上人の五七日忌の法要を勤めさせていただきました。


御法門帳を拝見し、あらためて佛立教務の厳しさを実感。


すべて手書き、ギリギリまで細かく手を入れて、御法門を拝見する前に40回も事前に復唱され、数分単位で御法門の時間を決めておられたとのこと。


その「準備」が大事なこと、それが今の教務に足りないことを思い知らされました。


御法門の中に「石」を置くこと、忘れてはなりません。


清種師からお聞きしたのですが、サラサラと説いても「石」を置かなければ耳には聞こえてもご信者さまの心には残らないのですね。


ありがとうございます。


長松寺では博子姉の誕生日のお祝いと、淳慧師との結婚記念日のお祝いをしました。


まだまだ週末の本山慶讃法要まで、怒涛のスケジュールが続きます。

2017年10月6日金曜日

10月1日朝の御法門




10月1日、月始総講の御法門です。
約200名の本山団参、10月21日と22日お迎えする妙深寺の高祖会を前に、御法門を頂戴しております。
少し長いですが、ご容赦ください。

気をつけて‼️その電話、詐欺です‼️

  みなさん!気をつけて! 妙深寺の寺務所からお知らせです。 「今日、私の携帯に、総務省 総合通信基盤局 データ通信課の山田シンタロウさんから電話があり、私の名義で、8月21日にドコモショップ新静岡店で契約した携帯から違法メールがバンバン送られているとの事でした。 相手の方は私の...