2008年10月19日日曜日

スリランカの10周年 御講ミーティング

 滞りなく、何事もなく、健康で、安全で一日が終了するとホッと一息できる。
 今日、土曜日は午前と午後に御講ミーティングが奉修された。午前はシャンタさんのグループでの御講席、午後はウィージェセケラ氏の親会場での御講席だった。それぞれ、明日がメイン・イベントであるから、人数を制限しての奉修。それぞれのセンターでの御講では、通常350人程度のお参詣がある。今回は日本から50名ちかくのお参詣者があるわけだから、何の制限もなければ足の踏み場もなくなる。だから、今日は現地の方々は50名の制限をつけて、シニアメンバーと青年会のリーダーたちなどだけのお参詣とした。30度前後の暑さの中、和気藹々の御講が奉修された。
 海外の方との交流に慣れている瓜生さんの提案で、一人一人胸に名札を付けてお参詣した。こうすれば御講奉修前後で名前を呼び合って交流することが出来る。言葉が通じなくても、目と目で、笑顔で交流してくださっていた。
 御講は、緊張感と期待感の中でもゆったりと進んでいく。イタリアでも同じだが、ざっくばらんな雰囲気、手作りの雰囲気が新鮮に感じる。御講奉修の前にイントロのご披露、対話などがある。これも、日本での完成された御講(?)を奉修することに慣れてしまった私たちには新鮮なのである。
 お看経と福岡御導師の御法門、子どもたちへの感謝状の授与、御法門、御礼、私からも参詣団を代表してスピーチをさせていただいた。私のお話では、スリランカの方々に団参者がどのような気持ちで来たか考えていただきたい、とお伝えした。『日本には多くの悪い情報が溢れていた。みなさんからすると滑稽に思うかも知れないが、実際恐ろしい情報で、渡航の是非を検討せよと勧告されていたのである。
 それでも、彼らは渡航を決意した。なぜか?なぜだと思うか?お金も使う、時間も使う、さらに、恐ろしい情報の中を、何を好きこのんで貴国を訪れようと思ったか?どう思うか?よく考えていただきたい。彼らは、あなた方スリランカのご信者さんを励まし、歴史的な10周年という慶事を共に祝い、ご弘通の一助になろうと、ご奉公として決意したのである。仏教とは、実践である、ご奉公である。仏教とは、教えを学ぶ知識ではなく、信心という実践なのである。この人たちは、それを実践している。ただ、ご心配は無用だ。なぜなら、こうして万難を排してご奉公された方々は、必ず御利益をいただくからである。受け身の信仰スタイルでは罪障は消滅できず、御利益もなかなかいただけない。身命財の「devote」が大事なのである。どうか、この団参者一行の気持ちを受け止めて、みなさんが実践者として、この政情不安定な国の中で、菩薩行に励んでいただきたい。
 二席目の御講席は、ウィージェセケラ氏のセンターだが、特に妙深寺の原しげ子さんの御有志によってメインホールの建設が進んでいた。まだ完成していないが、そのホールでの御講奉修となった。暑かったが、日本からのお参詣者はよく頑張ってお参詣してくださった。ありがたい。
 ひろし君が昨日の2時過ぎにスリランカに入ってきてくれた。わずか2日間だけスリランカに滞在し、出入国の日を含めて全行程4日での団参である。今日の御講、明日の記念大法要にだけお参詣して、仕事のために東京に戻る。イタリアの御宝前でも記念撮影をしたので、スリランカの御宝前の前でも記念撮影をした。先月はアメリカ、ブラジルとご奉公してくれたのだから、その「実践」には本当に感心する。しかも、先日来100本祈願をされているので、夕方、夜と、御講が終わって疲れているにもかかわらず、部屋でお看経を続けていた。「今日、最低でも5本させていただかなければならないので」と。敬服する。ありがたい。
 夜、アベイ氏とガマゲ氏が来て、私は拉致されてしまった。徹夜で青年会が準備ご奉公をしているので、そのオフィスにもう一度来てもらいたいということだった。夕食をしている最中、フロントで誰かが私を捜していると連絡があった。行ってみるとアベイ氏とガマゲ氏の二人だった。青年会を励まして欲しい、と。もちろん、夕食をそこそこにオフィスに向かった。部屋に入ってみると、新聞を敷き詰めた部屋の中で会場をデコレーションするフラワーアレンジメントやモニュメントを手作りで製作している。またまた、そのクオリティーの高さに驚いた。
 部屋にいる全員に声をかけ、励まし、カスン君の部屋に移動してみんなで話し合い。とても有意義な時間だった。10周年後の、彼らの抱負を聞いていた。ありがたい。忘れられぬ夜となった。明日、本番で会おうと約束して、ホテルまで送っていただいた。21時。

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