2009年10月3日土曜日

子どもたち

 昨日(もう一昨日かな)の月始総講には、また平日ながら大勢のお参詣をいただいて、大変に有難かった。月始総講のお参詣は、9年前から比べると平均で40名以上増えているようで、これだけでも本当に有難い。
 今回のスリランカでのご奉公の様子をビデオで観ていただいたのだが、私も涙を流したし、お参詣の方々の多くも涙を流されていた。本当に、有難かった。
 その後、鈴木久子さんが病院から抜け出してお参詣くださって、境内地で抱きついた。鈴木久子さんは、拙著「佛立魂」を書くきっかけを作ってくださった、大切な大切なご信者さん。いま、病気であることが判明して治療に入ろうとしている。シンガポールにメールがあり、そのことを知った。月始総講終了後に病院までお見舞いに走ろうと思っていたら、「抜け出してきた…」と。本当に…。とにかく、大丈夫。御祈願させていただくし、みんな一緒だからね、大丈夫だからね、と話ながら抱きついた。自分が大変なのに、「御住職、無事に帰ってきてくれて、本当によかったぁ」と(涙)。いつも、すいません、久子さん。とにかく、精一杯御祈願させていただきます(涙)。
 子どもたちは子どもたちなりに、一生懸命心配して待っていたようで、暴君の素質十分な次男まで、優しくまとわりついてきて、かわいい。それでも、帰国してもすぐ外でのご奉公だから、「ごほーこー、いくのー?ごほーこー?」と、なかなか分かったことを言う。長男は、トイザらスに連れて行ってくれとせがむ。長男の頭の中では「無事に帰ってきた」=「トイザらス」という構図らしい。そうは言っても行く時間があるかしら???しかも、トイザらスと言っても彼のしたいことは何とかカードで戦ったり、それを手に入れたいということらしい。自分の子どもの時を考えると、同じかな。ま、何とかしないと。
 スリランカの子どもたちのお看経。拍子木を鳴らして、お数珠を手にして、御題目を唱え重ねる。御講席での写真で、清顕師かディリーパが撮ってくれたものだと思うが、その真剣さに感動する。教えを聴いて、一生懸命に御題目をお唱えしている。素晴らしいことだと思う。
 今回の御講席では、とにかく子どもたちのお参詣が目立った。いったい、何人の子どもがお参詣していたのだろう。ディリーパが帰国してからセンターで日本語教室を始めたようで、子どもたちが通っているとのこと。スリランカ本門佛立宗に日本人は一人もいないが、初老の女性などが「ありがとうございます」「こんにちは」などと言ってくださり、驚いた。これも、日本語を少し勉強したからとか。
 この写真に写っている中央の子も、日本語で自己紹介が出来る。何人もの子どもから、「ありがとうございます。私の名前は~です」と言われて、驚いた。日本語が話せるようになることなど期待していないが、やはり嬉しい。何より、子どもたちが喜んでいるらしい。彼らは、英語の勉強と、プラス日本語の勉強に頑張るそうだ。特に、英語はスリランカの子どもたちにとっては欠かせないことなのだというから。
 とにかく、子どもたちの姿を見ている。未来を見ているようだから。

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