彼は、最近手に入れたスケートボードの練習をしている。上手になれるのかどうか。X Gamesに出れるくらいになれればいいが。ま、見てる限り、ちょっと無理かな。いや、父親がそんなことを言ってたらいけないな。
それにしても、父親と息子の会話というのは面白い。こちらも勉強になる。
スケートの練習。ころんでもいいように、肘と膝にプロテクターを付けた。
そして、私は彼に言う。
「ころぶことを怖がっちゃいけないよ。ころんでうまくなるんだから」
ところが、どうやら転ぶのが大っ嫌いらしい。
「おいおい、転ばなきゃうまくなるわけないじゃないか。転びなさい」「イヤだ」「なんで?」「転びたくないから」「え?」「なんで?」「ねぇ、格好良いでしょ」
こんな会話が続く。
「おいおい、いま転んで上手くなったら格好良い。でも、いま転ばないで上手くなれなかったら格好悪いよ。だから、いま転ばないと」「・・・」「分かる?」「・・・」
そんな会話してました。
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