2010年1月18日月曜日

妙深寺の成人式

 今日は、私もいろいろとビックリの成人式でした。これまでも素晴らしい成人式が行われてきましたが、それでも、今までで最高の成人式だったと思います。本当に、妙深寺のご信者みなさまが手作りで作ってくださった、心温まる成人式となりました。
 妙深寺には、「教養会」という世代毎の会があります。お寺のご信者さんは地域やその方の御縁によって「教区」や「部」「班」に分かれているのですが、それを世代毎、性別毎に分けて交流や活動をしてくださっているのが「教養会」。65才以上の「松風会」、男性信徒の「壮年会」、女性信徒の「婦人会」、青年層は「青年会」、子どもたちは「薫化会」、そして横浜第35団の「ボーイスカウト」、神奈川第24団の「ガールスカウト」という「教養7会」があります。まだ、婦人会の中に「つくし会」「みのり会」があり、最近は松風会にコーラス部など、自由な雰囲気のサークルもあります(笑)。事務局に「教養部」という部門が創設され、瓜生さんを中心としてご奉公に当たってくださっています。
 今回の成人式で、教養部が創設されたことで教養7会全体の力を結集して行ってくださるようになってきたことを痛感しました。また、これまでと同じように、成人式のご奉公を中心的に進めてきた青年会が、根本的にご奉公を見直し、新しい視点から成人式を組み立ててくれたことによって、準備ご奉公も、式のプログラムも、ご家族を中心としたサプライズも、美味しいご供養も、そして、感動的な教養7会混声合唱団の歌も実現しました。本当に、ありがとうございました。
 成人式終了後、瓜生さんからメールをいただき、今回の成人式がどのように企画され、進められていったか分かりました。そうだったのですね。本当に、ご奉公してくださった(森山)英ちゃんはじめ、全てのみなさまに感謝です。
「ありがとうございます。
 成人式のやり方を変更することについて、長年言い続けてきたことがやっと実ったと言う感じです。
 森山君に成人式変えようと申し入れたところ、別添の成人式資料が青年会として検討したと言うことで提案されました。これを元に実行委員会で検討し、今日の運びとなりました。
 また、数日後神崎さんから別添の招待状案が送られてきました。とても温かいものでした。全て森山君を中心とした青年会が行ってきたことでした。
 映像関係は山崎君と柳沢君どんなものができるのかとても楽しみでした。インタビューも事前に一生懸命取り組んでいました。式全体は小菅・柴田の2名が全て取り仕切ってくれました。来年は全て任せられると思います。混声合唱団は堀田さんが選曲、練習(今日1時間)をしてくれました。男性が入るととてもよいと始まる前にいってました。その通りで、素晴らしいものでした。
 今度は、敬老松風大会を変えていこうとみな張り切っています。
 それにしても篠さんはすごいです。いつも黙々と片付けをしてくださいます。今日も一人で下がってきたものを片付けてくれていました。終了後も気持ちがよいほど、全員でスピーディーに行われ見事なものでした。はじめは誰もいないのではないかと危機感を持っていました。青年会、壮年会に「誰もいなかったら?」とハッハ゜をかけたところ、電話を掛けまくってくれたそうです。
 本当に2~3人ではもったいない成人式です。森山君が全て終わって挨拶に来てくれました。リーダーの姿勢一つでいろいろな人が動き出すことの素晴らしさをつたえましたが、くれぐれも一人でするのではなく、みんなにふることを話しました。森山君はすごいです。
 余韻に浸りながら帰ってきて、良風寺の成人式のことを拝見し、涙が出てきました。悲しさを乗り越えながら成人式を迎えた成人者と青年会、きっと生涯忘れられないものでしょう。どれほどご住職にお会いしたかったことか。
 ありがとうございます。」
 こうして、素晴らしい式が行われ、妙深寺らしい、感動に溢れたご奉公となったのですね。本当に、まごころを込めていただいて、ありがとうございました。そう良風寺でも、あたたかい、素晴らしい成人式が行われました(涙)。

 英ちゃんが作ってくれた資料を拝見しました。英ちゃんは、最先端IT企業のエンジニアとして活躍していますが、社会で培った能力をご奉公で遺憾なく発揮してくださっていて、本当に感激です。他のご奉公でも参考になると思いますので、要点だけ少し紹介したいと思います。こうしてご披露を重ねて、多くのお寺やご奉公に当たる方々の参考になれば英ちゃんのご奉公の功徳が何倍にもなるはずですから。
 この提案は、パワーポイントファイルで作られており、図なども使われていて素晴らしいプレゼン資料のようなもの。ここまでしてくれていたなんて。分かっていただかなければ、いま進んでいる方向やこれまでやってきた流れは変えられません。口だけでは、誰も動けない。「分かっていただく」という努力を、真剣に、丁寧に、してくださっています。本当に、英ちゃん、うれしいです。真剣なご奉公の姿勢、本当に地道で、本当に実のあるご奉公とは、こういうものでなければならないということを、教えていただいたように思います。成人式の最後に挨拶をしていましたが、青年会の参与である清顕師、よく頑張ったし、えらかったと思います。彼は若いですが、よく意を体してご奉公してくれています。
 「これまでの成人式2部について種々の改良を加え、妙深寺らしい心のこもった成人式となるように青年会として検討をしましたので報告します。
これまでの問題点
☆成人者が舞台前の席で孤立してしまう
☆せっかく家族も来られているのに席は別。毎年恒例のインタビューもしにくい
☆青年会以外の人(例えば教区でお世話になった方)と成人者がface to faceで話す機会がない。
☆映像放映など本堂にある設備を生かしきれていない
☆各会および有志より出し物が多く時間が長くなりがち
 妙深寺だからできること
☆市の成人式とは全く異なる成人者が「主役」の成人式
☆両親始め家族も一緒の成人式!
☆産まれたときから20年間の様子を知っている家族同然のご信者さんの存在がある
☆スクリーンなどを用いてプロ顔負けの映像を作り放映することができる
これらの点を踏まえ2部の改良案を以下のように提案します!
 「ご家族タイム」を設けて家族にスポットを当て、成人者の生い立ちからを振り返れ、両親に感謝できる2部にしたい。また映像などを駆使し、成人者が結婚式の新郎新婦のような主役になる一生の想い出になる成人式としたい。
ご家族タイムとは?
 例年のインタビューに加え、成人者の幼いころの写真をスクリーンに映しながらこれまでのエピソードなどを会場全体で注目する時間。そして、成人者から両親への感謝の言葉などを言ってもらう時間にもする。即ち成人者家族に会場全体がスポットを当てる時間(1家族/5~10分程度)。(実現するには当日で構わないので幼い頃の写真を数枚もってきてもらう必要あり。1部の間スキャン予定)
映像の活用
 上記「ご家族タイム」もそうであるが、本堂のスクリーンをフル活用したい。昨年好評を頂いた妙深寺の紹介を始め、産まれた年の出来事、この20年間の出来事などを映像で振り返る時間を設ける(昨年の青年会の記念品も同様に作成し)。ただし、お講師に頼ると教務部への負担増となるので、青年会の柳沢君と山崎君が編集装置の使い方をマスターすることに着手(マスターすれば今後お会式などでもお手伝い可能)。
余興の再検討
 上位2項目を実現するとどうしても余興の時間を少なくする必要あり。各会同士でコラボするなど工夫をお願いしたい。」
 こうして出来上がったのが、昨日の成人式。本当に、素晴らしかった。いろいろな点で、改良点が参加した成人の方やご家族の心に響き、妙深寺ならでは、御宝前での成人式、お寺での成人式ならではの温かさ、おもいやり、感動をお届けできたと思います。
 何より素晴らしかったのは、やはり教養7会混声合唱団でした。まず、あの(?)壮年会さんが、コスチュームをそろえて、ヘンテコな蝶ネクタイを着けて登場してきたのには大爆笑しました。会場からも「え~!?」という声と拍手喝采。今日の日のために、一生懸命、やってくれたんだなぁ(涙)。だって、普段の姿や会社での役職を考えたらあり得ないような方々まで、蝶ネクタイ(笑)。かわいいし、あたたかい。  
 本当に、素晴らしかった。ありがとうございます。僕のデジカムで撮った映像ですので、あまり画質も音声もよくないけど、迫力のある混声合唱団の歌をお届けします。そして、あの、選曲してくれた、「I blieve (in future)」という素晴らしい歌詞も。

I bilieve (in future)
たとえば君が傷ついて くじけそうになったときは
かならず僕がそばにいて
ささえてあげるよ その肩を
世界中の希望のせて この地球はまわってる
いま 未来の扉をあけるとき
かなしみや 苦しみが いつの日か
喜びにかわるだろう
I believe in future  信じてる・・・

もしも誰かが君のそばで 泣き出しそうになったときは
だまって腕を とりながら
一緒に歩いてくれるよね
世界中のやさしさで この地球をつつみたい
今 素直な気持ちになれるなら
あこがれや 愛しさが
大空にはじけて ひかるだろう
I believe in future  信じてる

いま 未来の扉をあけるとき
I believe in future  信じてる

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