新婦の奈穂ちゃんは、子どもの頃から、お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、お父さんとお母さん、そして妹の佳世ちゃんと一緒にお寺にお参詣を欠かさなかった。妹思いで、いつも一緒にお参詣されていた。優しくて、真面目で、純粋。そんな奈穂ちゃんだった。
子どもの頃から見ているから、私の中のイメージが幼い頃のままで、今日ウェディングドレスの姿を見て、親のように感慨深く喜んでいた。
昨年、新郎となる俊幸くんを紹介されたのだが、これが本当に奈穂ちゃんにピッタリの素敵な男性だと一瞬で感じられた。お寺で式をしたいのです、よろしく御願いします、とはっきりと決意して、二人でご挨拶してくれた。二人が出会って、二人が結婚することを、心から嬉しく思い、今日はご宝前に御礼を言上させていただいた。
愛。何より大切なもの、愛。しかし、佛立仏教徒である私たちは「愛」の上に「信」を置いて、「信愛」を大切にして、素晴らしい家庭を育んでいただきたい。愛は大切に違いない、しかし、お祖師さまは、「信の一字を詮と為す」と仰せであり、「信は道の源、功徳の母」と教えていただいている。家庭の中に、しっかりと「信」を立てていくこと。これが薄れる、これが傷つく、これが弱る時こそ、家庭の一大事。「信」「ご信心」を大切に、幸せな家庭生活を作り上げていただきたい。
二人の間に入って、写真を撮って、大満足。邪魔しちゃったかな(笑)。ありがたい。
本当に、おめでとうございます。
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