2013年8月13日火曜日

幕末の空海?

昨年を大きく上回り、述べ人数1万名を超えて、夏期参詣が終了いたしました。

記録的な酷暑の中で、毎日毎日ご奉公をいただいた皆さま、お参詣に励まれた皆さま、本当に、ありがとうございました。

午前10時半から久子さんの告別式を営ませていただきました。夏期参詣の最終日ですから、たくさんの方々に参列していただいて、とっても喜んでおられると思います。生々世々のお約束をしたし、涙は出ないと思っていたのですが、温かい涙が流れました。やっぱり。

思い出したんです。久子さんが病室で言っていた言葉を。

「わたし、いったいどんないいことをしたのかしらねー。本当にしあわせで、ありがたいよねー。」

本当に、すごいです。お手本です。ありがとうございました。

午後、慌てふためいて、南青山まで来ました。浅葉克己先生にお時間をいただいて、18日のテラコヤスコラについて打ち合わせをさせていただきました。今日は僕一人。責任重大。インチキ館長ですが、みっちり、しっかり、楽しく打ち合わせが出来ました。テラコヤスコラの内容、とんでもなく濃いですよー。京都精華大学の坪内学長もお越しいただけるそうですし、京都造形芸術大学の方々も、その他たくさんのクリエイティブな方々が来てくださいます。是非ともご参加くださいー!

宗教的な立場は全く異なりますが、長松清風のクリエイティビティは空海に匹敵するものです。無論、政治と完全に一線を画していた長松清風ですから、空海が残したような巨大な宗教施設も団体もありません。しかし、書画の才や意匠や図案の素晴らしさは「幕末の空海」と評することもできる、と。

このスケール感、分かりますかー!?これです。

センスが無ければあきません。賢がるのはよしましょー。雑学ではなく要学で、トンチとパンチが佛立です(笑)。うわー、すごい。

浅葉先生、本当にお忙しくて、済州島に取材に行ったり、東川町フォトフェスタの審査員として出掛けたり、お盆も休みなくオフィスもスタッフの皆さんがお忙しそうにされていました。

また、たくさんいただいてしまいました。第29回 東川賞 新人作家賞を受賞された『隣人。38度線の北』という初沢亜利さんの写真集。写真はもちろん、そのテーマ、誰も知らない真実を写すという「写真」本来の意味を考えさせられる一冊。いただきましたー。

済州島で取材した原稿もいただいてしまいました。「浅葉克己のひとりピンポン外交」「風と石と美女の島。済州島での一戦」。おもしろい。

18日、京都佛立ミュージアムに浅葉克己先生をお迎えして開催されるテラコヤスコラvol.9
【デザイン×仏教】
8月18日(日)14時からです。
見学料無料、参加予約の必要はもありません。どしどし、がしがし、ご参加ください。見逃し、聞き逃しは、損しますよー。

浅葉克己(浅葉克己デザイン室より抜粋)
1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所、ライトパブリシティを経て、75年浅葉克己デザイン室を設立。サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「アリナミンA」、ミサワホーム「家ではスローにん」等、数々の広告を手がける。民主党ロゴマークを制作。日本アカデミー賞、紫綬褒章など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC理事長、JAGDA理事、国際グラフィック連盟日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授。卓球六段。'08年に21_21 DESIGN SIGHT「祈りの痕跡。」展を開催。同展の空間デザインと出品作品「浅葉克己日記」で2009年ADCグランプリを受賞。

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帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...