先発隊が出発してくれました。
妙深寺70周年記念 体感・体験キャンプは、今までの通例に反して、とにかく陸前高田に行き、子どもたちに東日本大震災のこと、津波が全てを飲み込み、家族を奪われ、家族の思い出を奪われ、仕事も住む場所も失い、みんなのコミュニティまで崩れつつあった中で、それでも、力強く、明るく、前を向いて生きる方々に会わせたい、あの荒涼とした被災地の上を、御本尊をいただいた鎮魂の山車が輝きながら進んでゆく光景を見せたい、という思いからスタートしました。
東日本大震災を、その復興や支援の軌跡を、子どもたちの人生の一部とする。いつの日か、必ずや、この自然災害が増え続ける過酷な時代の中で、この思い出が、彼ら自身の希望や生きる糧となる。そう信じます。
2年5ヶ月間、ずっと通い続けた高田の地。すてきな方々ばかりでした。そんな皆さんをご紹介して、みんなでお手伝いできることが、嬉しくて、ありがたくて、仕方ない。
今回のキャンプは、週末の開催ではなく、陸前高田の「うごく七夕まつり」にあわせた日程です。子どもたちを見守る大人の方々はお仕事を休んだり、調整いただいたり、本当に大変だったと思います。それでも、この主旨を深く受け止めてくださり、会議も50名、総勢100名以上で東北に向かいます。
私たちに何が出来るか。何も出来ないかもしれません。成果や結果よりも、種まきを続けるしかないのだから。
去年、さださんが言っておられた。「たしかに微力かもしれないけど、無力ではないよね」って。
みんなの力を合わせたら、こんな風に出来ました。そういう妙深寺の教養会活動であって欲しい。
昨夜、秋山ご住職から、
「今回、沼田組では参加できない人が多く、長砂組と合同で山車を引くのだけど、去年緑色の沼田のTシャツをもらった人は、持ってきて、着てほしい」
と連絡がありました。
沼田地区は本当に多くの方が亡くなられた地区です。去年も長砂と合同で交互に山車を引いておられました。私も沼田のシャツをもらっていますので、是非とも着て、応援したいと思います。
ツリーハウスびのTシャツも出来たのですー!
"Bearing the Fruit of Biddhisattvas for 70 years & on..."
"Myoshinji Honeycomb Tree House"
子どもたちの、心に、人生に、これからの未来に、刻んで欲しい時間が始まろうとしています。「モノより思い出」ですね。
無事に先発隊が着きますようにー。
2013年8月5日月曜日
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