ネパールのご奉公。
清行師が、ネパールの支援活動、サムンドゥラデヴィの学校建設や平和題目塔やHBSハウスの建設に力を尽くしてきたからメンバーの家々に、御本尊をご奉安くださいました。
長い時間を経て、ついに御本尊ご奉安の許可をいただいたというのが実際です。
ネパールHBS草創のご奉公。
そこには、いろいろな感情の変化、人間関係の変化や文化的な葛藤、宗教や信仰上の相克がありました。
多様化の象徴のようなネパール。複雑な宗教性。その中でのご奉公です。
今月末、ネパールで見習い修行中のアシェスが来日する予定です。
そして、7月31日、妙深寺で見習い修行中の諒太郎が、インドとネパールに向かって旅立ちます。
仏教の創始者・ブッダの生まれた国、ブッダが生涯の大半を過ごされた国で、何を感じて帰ってくるか。
世は、本物の末法に突入しています。
本物の末法とは「悪知識」が圧倒的な量とスピードで否が応にも飛び込んでくることのように思います。
ブッダは「怒り狂った悪象よりも悪知識を怖れよ」と言いました。
当時、狂乱した象は人びとに最も恐れられた存在です。
しかし、その悪象よりも悪知識を怖れよと言われた。
悪知識ー。
間違った見解、誤った認識、狂った思想、偏った情報。
正しい知識が入れば、間違いを改め、誤ることなく生きてゆくことが出来ます。
しかし、悪知識が入れば、信じていたものを手放したり、せっかく真っ直ぐ生きていたのに、迷うことになる。
目を閉じ、耳を塞いで生きてゆくことは出来ません。自分で取捨選択しなければならないけれど、今はどう考えても圧倒的に悪知識が多い。
選ぶ、選ばないではなく、間違った、思い込んだ、偏った見解が、たれ流しになっている世の中を生きてゆく難しさ。
とにかく、この世界に挑戦するつもりで、生きた仏教を再興してゆきたいものです。
もうお経の先取り合戦もない。
インドやネパールは遠くない。
日本の大乗仏教に幻滅した人びとが原始仏教に魅惑された時代も終わりました。
フラットになった世界で、本当のユニバーサルな仏教、小乗(上座部)仏教でも大乗仏教でもなく、一乗仏教が広まる時代です。
一乗仏教とは、法華経の本門八品所顕・上行所伝の仏教。
ブッダの生まれたネパール。
ブッダの生きたインド。
世界最古の仏教国・スリランカ。
みんなで、壮大な、歴史的挑戦を続けています。
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