2019年8月16日金曜日

蓮華と申す花は菓と花と同時なり。
















関西国際空港へ向かっています。


警戒が強く呼びかけられていたので、昨夜のお総講は参詣者も少なくとても静かでした。むしろお参詣くださった方々がすごいです。本当にありがとうございます。


京都ではそれほど被害も少なかったようです。1000ミリの雨など、人間が100メートルを5秒で走るくらい、ちょっと聞いたこともない予測や予報も出ていましたが、大災害にならなければありがたいです。


今日からスリランカへ行ってまいります。現地2日間の滞在しか取れませんでした。とにかく限られた時間ですが精一杯ご奉公をさせていただきます。


蓮華という花は、美しいだけではなく、徳高く、草花の代表として私たちに色々なことを教えてくれているようです。


花が開いているのに、すでに種を有していること。


仏教、法華経では、これを「因果倶時」と申します。


お祖師さま、日蓮聖人は蓮華について次のようにお諭しくださっています。


「蓮華と申す花はかかるいみじき徳ある花にて候」妙心尼御前御返事


「妙法蓮華経と申すは蓮に譬られて候 。(中略)。一切の花の中に取り分けて此の花を法華経に譬へさせ給ふ事は其の故候なり。(中略)。蓮華と申す花は菓と花と同時なり。」上野尼御前御返事


妙深寺の境内で「蓮華と申す花は菓と花と同時なり。」という姿を見ることが出来て、とても幸せでした。


縄文時代の蓮華。本当に見事です。


13日は妙深寺の夏期参詣最終日、14日は先住のご命日と臨時教務会。15日は京都まで移動して麩屋町のお総講。


フライトがキャンセルになるかと思っていましたが、なんとか飛びそうです。空港に足止めされていた方々も今朝からようやく動き出せているようです。


蓮の華を最も大切にする国、今日から少しだけ久しぶりのスリランカです。

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