午前中、講演会の途中でお二人から電話をいただいていた。留守番電話になってしまったのだが、講演が終わった後で聞いてみると「今日はお寺におられますか?大切な友だちをお寺にお連れしたいのです」という内容だった。時間があればお会いしていただきたい、と。聞きながら「とても時間が間に合わない」と思いきや、続いて留守番電話にメッセージが入っていて、「清康師がいらっしゃるのでお話ししていただくことになりました」とあった。ホッと安心。
お寺に戻ると、まだひろし君もYaccoさんもお寺におられた。実に不思議なことだが、それぞれが何の打ち合わせをすることもなく妙深寺にお友だちを連れてこられて、そのお友だち同士も知り合いだったとのこと。妙深寺の境内地で、「あれー?!」とお連れした方々が再会を驚いていたという。合計4人のお友だち。私が本堂に上がった時には第二本堂のロビーで清康師がYaccoさんとお友だち2人とお話ししてくれていた。
私は本堂の局長室で待ってくださっていたひろし君のお友だちお友だち2人の方とお会いすることができた。有難い機会を与えていただいて、少しの時間だったがご信心についてのお話をさせていただいた。難しいお話はさておき、こうしてお寺に足を運んだだけでもサインがあるはず。御題目をお唱えすることができれば、毎日の生活の中でサインが次々と出てきて、このことをお参詣された方々が実感することになる。確信できる。間違いない。ありがたい。
その後、ひろし君たちと本堂に上がってゆくと、Yaccoさんたちがお看経を終えられたところだった。4人の方々は全員が女性だったのだが、みなさんが本当に素敵な女性で綺麗な声でお看経をされる。その声を聞きながら、私は庫裡へ戻らせていただいた。不思議なサインにも驚くが、ひろし君とYaccoさんのご信心への思い、お友だちの優しさ、ご信心の喜び、必ずよくなる、サインがある、抜け出せる、俺も、私もそうだったのだから、という確信が有難く、涙が出そうになった。
驚いたことに、後でひろし君からの電話をいただき、Yaccoさんのブログを読ませていただいたところ、それぞれが御題目を綺麗に唱えられたように、ご信心をされるということだった。ひろし君がお連れした方々はお数珠も求められたという。これからも心掛けてお参詣されると思う。有難い。
小さな一歩だが、その歩み始めた一歩は人生を大きく変えるはず。毎日毎日、私たちは岐路に立っているのと同じ。一瞬一瞬で選択をし、その選択の結果が人生を形作る。開導聖人は一日に8億4000万回もの岐路があるとお示しになっている。私たちは知らず知らずのうちに一瞬の刹那の選択を重ねてゆく。そして、その大きな流れの果てに、人生が奥深い森やブッシュの中に迷い込むか、晴れ晴れとした山の頂や丘の上に出るかが決まってくる。だからこそ、誰のせいにもできない。自分の選択の結果だから。
しかし、ご信心に出会った方は、一瞬の刹那の中に「信」=「芯」を持ち、「御題目」を持つことができる。その刹那の選択の中に、純粋なご信心があれば凡夫故に間違いを重ねるかもしれないが、迷いの森やブッシュに入り込むことはない。そうした意味で、「小さな一歩」は人生を大きく変えることになると確信する。日曜日にお寺に来ていただいた方々の幸せを、心から祈りたいと思う。サインは既に出ているはず。
そして、もう一つ大きな出来事があった。憲史くんのお祖母さまの御祈願をさせていただいてきたのだが、その憲史くんのお宅に御本尊を奉安することになった。「ご信心をさせていただく」ということは、つまり「御本尊をいただく」ということに他ならない。「御題目をお唱えする」ということは何よりも大切なのだが、同時に「御本尊を授与していただく」ということが大切。そして、その「御本尊」には、肌身離さず携帯させていただく小さな「懐中御本尊」と、自宅に「奉安(安置)」していただく「御本尊」がある。もちろん、自分が生活する中にご信心があることが欠かせないのだから、自宅に御本尊を奉安していただくことは何より有難い。しかし、憲史くんは懐中御本尊しかいただいていなかった。お祖母さまが真言宗の熱心な信者ということで、高野山にまで登ったことがあるというのだから、ご自宅への御奉安は難しいということだった。
しかし、憲史くんはご家族にお話をしたという。お祖母さまにもお話をした。憲史くんは日曜日にお参詣し、その日の夜に「ご住職、御本尊を奉安していただくことになりました。ありがとうございます」と話してくれた。何と言うことだろう、本当にありがたくてありがたくて仕方がない。お祖母さまの御祈願にさらに力が入る。有難い。有難い。憲史くん、本当に素晴らしいよ。言葉がないよ。憲史くんもお参詣をはじめて数ヶ月。Yaccoさんもご信心をされて2ヶ月に満たないのだから。私たちも見習わせていただきたいと思う。日曜日、5人の方がご信心をされることになったのだった。Yaccoさんのブログも是非読んでいただきたい。つくづく有難く、心から御祈願させていただきます。ありがとうございます。
2 件のコメント:
有難うございます!
私もリンク張らせていただきました。
明日の13時も宜しくお願いいたします。
Yacco
Yaccoさん、
ありがとうございます。
明日も是非よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
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