2007年8月3日金曜日

神さまの名前を私は知らない

 先週の日曜日、Yaccoさんが本堂でお話をしてくれた。私は本堂の裏でYaccoさんの話をお聞きしていたのだが、冒頭からYaccoさんが涙を流されたので、私も思いが込み上げて泣けてしまった。
 Yaccoさんとお会いしたのはいつだったろう。確か5月だっただろうか。私は、Yaccoさんとお会いして、時代の先端を行っている洗練された女性であり、見識が広く、活動的な女性と感じた。非常にスピリチュアルというか、仏教的な感性を持っておられて驚いた。よくお寺に来てくださったと、有難く思ったものだ。
 Yaccoさんは、「神さまの名前を私は知らない」という詩集を出版されており、後にその詩集をいただいて読んでみると、本当に素晴らしい感性を持っておられる方だと分かった。様々なサインをいただいて、7月8日に入信の言上をさせていただいた。計算していただくと分かるが、まだご信心をされるようになってから1ヶ月も経っていない。しかし、もう何年もご信心をされている方のように感じる。
 Yaccoさんのブログに、先週の日曜日のお話が掲載されたので、是非お読みいただきたい。そのご信心に対する純粋な思い、広く、深い感性に感心されると思う。
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 本日は突然お話をさせていただくことになり、大変戸惑いましたが、先日の福岡お導師のご法門を聞かせていただいてやらないわけにはいかないと引受させていただきました。お聞き苦しい点もあると存じますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
 それでは早速、現在の心境をお話しさせていただくと素直に一言「有難い!」有難いことだらけで、毎日感謝の気持ちでいっぱいです。
 というのは、私が探し求めていたものが妙深寺にあったからなんですね。実は私33歳の時に詩集を出版にしています。その詩集のタイトルは「神さまの名前を私は知らない」といいます。手前みそになりますが今ここで読ませていただきます。
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神さまの名前を私は知らない
なぜならそのひとは
時に友となり
時に親となり
時に恋人となり
時に敵や病となり
時に子や動物となり
時には空や海や山となり 音楽となって
私のまえにあらわれる
だから
なんでもだれでも神さまになれる
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 この詩は何からヒントを得て書いたかというと、26歳の時に読んだ手塚治虫の「ブッダ」というマンガから自分の経験をプラスして発表したものです。その26歳の時、私は一人の友人を病気で亡くしました。その時、本を読むことで悲しみをまぎらわそうとしました。「星の王子さま」を読んで目に見えないものが一番大事なんだということ、そして人の出会い、一期一会を教えられました。
 ブッタでは父親を殺してしまった王子様に出来たおでこの腫瘍をブッダは3年かかって自分の指の体温で治した時に見せた王子様の笑顔を見てがブッダ叫ぶんですね。
 「あのほほえみはまるで神のようだった!神だって?!わかったぞー!そうだ今わかった!!人間の心にこそ、神が宿ってるんだ!」そのあまりの深い言葉に号泣したのを覚えています。
 そして、このお寺に初めて参詣したときに、御住職とお会いしてこの詩のお話をさせていただいたら、すごくビックリされていて、こうおっしゃいました。「その時からブッダは法華経を人に説いたんですよ」と。私もビックリしましたが、その時はあまり態度に出さず、家に戻ってから気になって本屋に走り、法華経と日蓮聖人の漫画を買って読み、そして、渋谷の乗泉寺に行って福岡御導師の本を買い、読むものがなくなったので妙深寺のHPの読み物をプリントアウトして読みあさりました。
 そこには自分のためではなく、人のために祈る、世界平和の気持ちがありありと伝わってきてすごく感動しましたし、実際に本堂でみなさんのお看経を聞いたり、言上を聞いてただただ感心いたしました。
 それにクラブDJをしていた私にとって本当にお看経が音楽のように聞こえました。そのDJをしている時、もう本当にお客さんとの一体感を感じたときがありまして、その時私は最高に幸せだと思いました。しかし、その瞬間、戦争で命をなくしてる人、9・11のことが頭によぎって・・・これで本当にいいのかと思い、あんなに好きだったDJをそのあと辞めてしまいました。
 そう、クラブやLIVEは一瞬の一体感や快楽で終わってしまいますが、ここには「南無妙法蓮華経」という有難い誰でもわかる宇宙の真理に根ざした言葉があり、そこには世界の幸せを願う心がある。まさに大好きなジョン・レノンの世界がありました。
 ですから、ここに集まってる皆さんは私にとってはブッダの中に描かれていた神であり、それが佛立宗でいうところの仏様、菩薩なんですね。
 毎日サインをいただくのは、御教務さんや御信者さんとのお話の中で、御法門の中で自分に照らし合わせると頂きたいときに欲しい言葉を頂ける。それは時に厳しく、時に優しいです。それはみなさんが「南無妙法蓮華経」を唱えている方々だからだと思います。
 ここにくるまではお金持ちになってからではないと人のために何かできないと思い、ビジネスや人生の成功本を読みあさり、骨髄バンクに入り、チャイルドスポンサーになり・・・でもそれはどこか上目線なんです。しかし、ここではさせていただいてる、なんですよね。
 献血に行っても、鉄分が少ないと断られて、何だよ~せっかく来たのにとか、ボランティアでも何をしていいのか迷う。
 誰かのために祈ることはお金がなくたって、ある場所に行かなくたって出来るんだということを妙深寺で教わりました。本当に有難いです。どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。

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 私たちのご信心の尊いことを、ご信心をされて1ヶ月に満たないYaccoさんが表現してくれている。本当に有難いと思う。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

有難うございます!
今日の朝、御住職のブログに自分の詩集のタイトルがあって、一瞬、目を疑いました!
本当に有難いです…

御住職とお会いしたのは、5月27日日曜日でした。そのあと、6月の週末の朝はなぜかお寺に足を運んでいました…そして何のためらいもなく6月30日、7月1日と京都の長松寺へ…本当にフルスピードでした。

お寺にお参詣するようになってから驚いたのは、御住職の忙しさ…

初めてお会いした時、御約束もなくお伺いしたのにお話出来たあの3時間は本当に運命としか思えません(感涙!)

ある意味、リスクを背負って私をお寺に連れてきてくれた(笑)O君に感謝!

これから長い長い御付き合いをさせていただくことになりました。

長い長いお付き合いの中には、沢山の笑いや涙があって、慈悲の心を持った沢山の信友がいることを励みにして、これからも皆さんと一緒に成長していきたいと思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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