2011年12月27日火曜日

ラジ姉さんのプレゼント

ラジ姉さん。話していると、なんだか涙が出て来るんです。ラジさん。

ラジさんとの出会い。スマトラ沖大地震の直前、今から7年以上前でした。あの津波被害があった年の暮れ、ラジ姉は妙深寺にも来てくれました。何度も一緒にインドに行ったし、スリランカでのご奉公、日本での再会など、会う度に、彼女の、本当に素晴らしい人間性、精神性に感動しました。

「桜は、その満開の美しさと散り際の潔さから命が短いと思われている。今の世界の状況や日本が置かれている状況、その中にある本門佛立宗のご弘通の状況を見ていたら、「細々と長生きして」なんて言っていられない。宇宙に衝撃を与えるような、沈滞した何かを変えてられるような生き方をしなければならない。そのためには、誰かが命を削る必要がある。命を削っても、いいと思っているのでしょう。だから、あなたは桜という名前を選んだのでしょう」と。

涙が出てね。話を聞いていて。息子もいるし、ほんの、わずかな時間しか話せなかったけど、ラジ姉とは、長い時間が、いつもいらなくて。

そして、だから、神田さんは全部分かっていて、桜の中でも、もっとも「しぶとい」ぼたん桜を選んで妙深寺にプレゼントで送ってくれた、と。

泣けてまうやろー、です。

で、今回、息子を連れてきて、何をプレゼントしようか考えてくれて、「小さなギフトも考えたのだけど、これから何十年経っても残るものがいいと思って、桜の花に似た木を選んできたの」と言い、「アレックスが大きくなって、スリランカでご奉公するようになった時、父親とはじめてスリランカに来たことを思い出せるように、私の、この美しい湖の畔りにある家の前に、木を植えたらいいと思って」と。そして、長男にも、「あなたの成長とともに、この木はスリランカで大きくなっていくでしょう。あなたは、いつでも、父親と一緒にスリランカに来た時に植えたこの木を、思い出せるのよ。頑張ってね」と。

最高の、プレゼントです。ありがとう、ラジ姉。僕は、幸せ者です。彼に、永遠の宝物をくれました。それは、思い出なのですね。今回の、旅の思い出。父親と、食べる時間も、寝る時間もないほど、一緒に、走り回った、ご弘通ご奉公の思い出なのですね。

ありがとうございます。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。
ラジさんの お言葉を読ませていただき、本当に涙が出てきました。
ラジさんという女性、素晴らしい心の持ち主ですね。優しさ温かさに包まれます。
また神田さんという方も何も言わずとも
「ぼたん桜」を選ばれた。御住職への皆さんの思い、願いが詰め込まれていますね(涙)
息子さんへの木のプレゼントも一生の思い出。最高です(涙)

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