今夜は長松寺のお総講。京都の桜は今が満開。週末を迎えると散ってしまいそうです。今日、少し見れて、よかったです。
今朝、朝陽に照らされて、本堂が輝いているのを見ました。春雨から春の嵐へ。春霞も飛ばされてしまったようで、久しぶりに空が澄んでいました。
激しい風が枝を揺らすと、まるでくすぐられているかのように新しい芽が出てきます。桜の花びらは散り、もう眩しい新緑へと主人公が代わりつつありますね。生まれたばかりの緑、じっくり見たことがありますか?本当に、輝いているんですよね。大好きです。
心に御題目が満ちていて、本当に有難く思いました。また一つ、御題目の味わいを知ることが出来ました。その味わいを知らなければこの宇宙の何も知らないのと同じです。昨日、その奥に広がる、広い、広い世界が見えていました。こんなことを書くのはよくないのですが。これだけは文章になりません。残念。
三日唱えなければ、舌の根が強張ってしまうもの。見えなくなり、隠れてゆく。離れてゆき、落ちてゆく。そうなってはもったいないので、智恵でもなく、才覚でもない、このシンプル極まりないメソッドを、続けることが大事。
「さとれるを さとらずといい さとらざる
信者をさとると いふ宗旨なり」
だから、Primordialであり、Eternalであり、だからこそ、究極です。この御教歌の深さは並大抵ではありません。知ったかぶり、分かったつもりが、如何に愚かか、遠回りであり、貴重な時間を無駄にしているか、分かります。自惚れであり、間違いです。すべて片面であり、偏りがあり、真実ではない。
開導聖人ほどの知恵と才覚に満ちた方が仰せであることを、よくよく知らなければなりません。私たちは、本当に幸せだと思いますが。
そして、彼女に、届けと祈り、確かに、そのお力を感じさせていただけるのも、この「唱える薬」「聞かせる薬」なればこそ。まさに、「是好良薬」と仰せのとおりです。有難いです。
2013年4月4日木曜日
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