2013年4月5日金曜日

「うれしさは 御法(みのり)のために する苦労」

長い長い一日が終わります。

委員会のメンバーやボランティアの方々が17名も集まってくださり、朝から「坂本龍馬と仏教展」の撤収作業を行いました。本当にボランティアの方々には頭が上がりません。

1月6日から3月31日までの66日間の開催期間中、週2回の閉館日をいただきながら1880名もの来館をいただきました。しかも、この内それまで全く本門佛立宗を知らなかった方が1508名おられました。この数字をどのように捉えるかはその指標によりますが、宗名宣揚と法灯相続支援という理念を与えられた、経験も知名度もないミュージアムは、心ある方々に支えられて、少なくともたくさんの新しいご縁を生み出し、社会性のある、新しい角度から佛立信心をご紹介することが出来ました。撤収をしながら、ジワーっときました。一つの大きな節目でした。

それにしても、今日はご奉公が凝縮されていて、久しぶりに電池が切れました。11時半に本山に移動し、学生師にお願いして記念大法要の新発意の御法門を撮影しました。これをお手本にして、全16座の御法門を説いていただきます。教務となって初めて本山のご宝前に出座する若い御講師も多いはずです。きっと、緊張で足がガタガタします(汗)。ですから、事前に練習できるようにと、映像を作成したのでした。

13時。京都で地域振興のプロジェクトを数多く実施されている会社の方が京都佛立ミュージアムに興味を持ってくださり、素晴らしいプランを持ってきてくださいました。今後、さらにこのミュージアムが、佛立信心と社会を繋ぐ窓口として、お役に立てるのではないかと思います。

撤収のご奉公をさせていただきながら、記念大法要のご奉公で詰められていない部分があり、最終の詰めをすることも出来ました。記念大法要は、刻一刻と迫ってきています。今日、本当に有難かった。それでも、タスクが立ち上がり過ぎていて、オーバーヒートしそうでした。お助行やお看経で満たされた日々は、逆に贅沢であったと痛感。ご奉公は厳しい。いくら時間があっても足りないほど。だからこそ、強いリーダーシップや責任の所在をはっきりさせることが大事なのですね。
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各方面からお借りしていた宝物がたくさんあります。慎重に梱包して、高知坂本龍馬記念館や司馬遼太郎記念館、蓮永寺さまなどにお返ししてゆきます。これも大切なご奉公。全く時間はありませんが、作らなければなりません。そして、記念大法要の前後2ヶ月間に開催する「室町の救済者・日隆」と題した展示会の準備も進めています。最後はこのポスターやチラシの校正。次から次へとご奉公が出てきて、みんなで思わず笑いました。

今日は現薫師の誕生日で、早く帰すように言われていたのに、結局最後の最後までご奉公してくれていました。本当に、有難いです。申し訳ないですが。広報局の現薫師がいないと、本当に大変です。いつも、全てにおいて、細かく、明るく、配慮の行き届いたご奉公をしてくれます。年々キャパが広がってます(笑)。とにかく、お誕生日、おめでとー。

そして、遠く京都からの御題目。横浜に届きますように。麩屋町で、本山のご宝前で、ご祈願させていただきました。夜、とても状態がいいと聞き、涙が出るほど嬉しかった。有難い。

それと、今日は次男坊の入学式でした。入学式に行ってくれた望ちゃんから写真を送ってもらいました。「友だち100人できるかなー」と歌ってましたから頼もしい。遠くからお祝いしました。入学式のお祝いにアイスクリームを食べさせてもらったようです。生意気な顔してました。円蔵と記念写真。これ好き。

本当に、長い一日でした。本山の枝垂れ桜が見事に咲き誇っていました。その横の染井吉野は花びらをパラパラと雪のように降らせていました。それが、とっても心に残りました。

「散りますと 花の云うのを 聞いて飲め」

「うれしさは 御法(みのり)のために する苦労」

それぞれ有難い御教句です。

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