2013年10月2日水曜日

東日本大震災復興支援チャリティーシンポジウム

東日本大震災には、特別な意味があったと信じています。

あの忌まわしい出来事を、日本再生のターニングポイントとし、人と人との絆を取り戻すきっかけに出来なければ、天にも地にも、犠牲となった方々にも、そのご家族にも、故郷を追われた方々にも、あらゆる方々にも、申し訳ない。そう思って、過ごしてきました。

あの日まで、本当に、世の中ぐちゃぐちゃで、バラバラだったように思います。

人と人との絆だけではなく、天地との絆まで、失われそうだったと思います。

いま、各方面で、再生に向けた努力が為されていると思いますが、まだ足りないという思いもあります。

そんな中、11月3日、四国は香川県高松市にて、「東日本大震災復興支援チャリティーシンポジウム」という大会が開催されることになりました。

被災地から遠く離れた高松で、今日まで東日本大震災の支援活動に走り廻ってきた方々が集まり、この大きな大会を開催することになりました。実行委員会の代表は、小野山淳鷲師。何度も何度も被災地を往復し、この3回忌も陸前高田まで駆けつけて、極寒の中の法要に参列くださいました。この大会を実現すること。本当に、大変なご奉公だと思います。万難を排して、私も協力させていただいています。

淳鷲師は『仏教徒 坂本龍馬』の刊行に協力いただきましたが、今回四国高松での開催ということで、この誰もが知る坂本龍馬と仏教とのつながりを紹介して、東日本大震災後の社会の在り方や生き方を考えます。私も、そうしたことについて、お話しさせていただきます。

下記、大会の概要です。どうか、ご参加ください。高松まで来てください。

淳鷲師の奮闘に、私も全身全霊を傾けて、ご奉公させていただきたいと思います。

11月3日、みなさん、高松で会いましょうー!

============

シンポジウム開催の趣旨

東日本大震災から2年半。

東北を中心とする被災地が今なお復興の途上にある中、四国地方では南海トラフを震源とする地震と津
波の危険性が指摘され、その対策を迫られています。

有効な防災対策を講じるには、被災の実体験に学ぶことが何よりの方法でしょう。

平成23 年3 月11 日、現地では何が起こり、人びとは何をし、何を求めたのでしょうか。その後、今日までの道のりにおいて、何が復興への原動力となり、何がその奮闘を支えたのでしょうか。

そして、将来の災害に備える私たちが今、本当にやるべきこととは何なのでしょうか。

被災された人びとに心を寄せ、復興への歩みに手を添える中で、彼らの声に耳を傾け、その辛くて悲しい体験を活かした未来を創造したいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

開催概要 

1.目的
東日本大震災による被災と支援活動の実態を紹介し、被災によって得た教訓を決して風化させることのないよう、今後の永続的且つ効果的な支援方策を考える。

2.趣旨
明治維新の立役者として知られる坂本龍馬。
彼が設立した「海援隊」が、龍馬存命中に唯一刊行した公式出版物『閑愁録』。
その中で龍馬は、新しい国づくりについて、彼自身の考えを披瀝している。
しかしその思想は、明治新政府の統治政策によって封印されてしまう。
そして今日。
人びとは社会を覆う閉塞感の打破を強く望み、新たな時代の幕開けに期待を寄せる。
その中で進められる東日本大震災からの復興は、単純な前進ではなく、発展と成長の傍らで忘れ失われたものにも目を向けつつ、未来を見据えた《人と社会の再生》でなければならない。
そのためには、復興への取り組みが一部の人や地域に止まらず、全員参加であることが不可欠である。
前出の『閑愁録』を主題にした著書『仏教徒 坂本龍馬』(講談社)の著者を迎え、龍馬の思想の紹介や震災復興に奔走した経験を中心とした講演をもとに、地元高松及び香川と被災地の双方からパネリストを招いて、真の意味での復興を成し遂げるための方策を考える。

3.日時 平成25年11月3日(日=祝)13時開始予定

4.会場 高松シンボルタワー6F「かがわ国際会議場」

5.入場料 無料

6.主催 高松妙泉寺、丸亀本門寺

7.協力 東日本大震災復興支援団体「チーム香川」
    東北ボランティア有志の会香川
    香川県国際理解教育研究会
    石巻ZENKAI商店街「RIP」
京都佛立ミュージアム

8.後援 高松市、FM815

9.基調講演 長松清潤師

10.テーマ 坂本龍馬が目指した理想の社会(仮)

11.内容 講演、パネルディスカッション、質疑応答、
     史料展示、書籍販売、物産展など

12.お問い合わせ
  11.3東日本大震災復興支援チャリティーシンポジウム実行委員会
  代表 小野山淳鷲

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

宮沢賢治「春と修羅 第一集」より

永訣の朝

・・・
(うまれでくるたて
こんどはこたにわりゃのごとばかりで
くるしまなぁよにうまれでくる)
・・・

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...